注目の記事をPICK UP♪
華やかなイベントの陰で起こるいろいろな事件とは
スポンサーリンク

【英語科通信2021-08-25からの転載】

一大スポーツイベントであるオリンピックが終わりパラリンピックが始まりました。

オリンピックのような大きなスポーツイベントが行われている時期には、選手の活躍を報じる華やかな記事の中に埋もれるようにある種の記事が混じっていることがよくあります。

それは参加選手たちの脱走や亡命の記事です。

そして、自国で安心安全に暮らすことができないと感じている人々が一定数いるという意外な事実が日本人の目に触れるのです。

2月のミャンマー国軍によるクーデターからもう半年が過ぎました。今でも国軍による市民への弾圧が続いています。

5月のW杯アジア予選で来日したサッカーのミャンマー代表、ピエ・リアン・アウン選手は、対日本戦で3本の指を立て国軍への抗議を表明しました。勇気ある行動でしたが、その後、「国に帰れば、殺される」と考え帰国を拒否しました。帰国便のチケットを手にして、離陸が迫ったギリギリのタイミングでの決断だったといいます。

NHKのWEBニュースに彼のコメントが掲載されています。「軍は多くの国民を殺していて、国民は不当な迫害を受けています。しかし、今の状況では、目の前で誰かが殺されても、どこに通報したらいいか分からない。こうした状況を世界中の人に知ってもらいたかった。」

詳しく知りたい人は下記NHKニュースサイトをご覧ください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210630/k10013109651000.html

また、オリンピックの最中、自身のインスタグラムで監督への不満を表明して帰国を命ぜられた選手がいました。ベラルーシのクリスチナ・チマノウスカヤ選手(陸上)です。

「あなたを帰国させるという決定が下された」と言われ、荷物をまとめるよう指示されましたが、これを拒み、ポーランドへ亡命しました。

祖母から「安全ではないので戻らないで。精神病院か刑務所に入れられるかもしれない」と言われたといいます。ベラルーシでは、上司への抵抗や批判は権力への挑戦とみなされるようです。

詳しく知りたい人は下記NHKニュースサイトをご覧ください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210806/k10013184601000.html

オリンピックはいろいろな国の選手の素晴らしい競技や演技を目にする貴重な機会ですが、同時にいろいろな国に目を向けるいい機会でもあります。

開催中のパラリンピックでもいろいろな選手や国に注目して外国への関心を高めていきましょう。
世界の至るところで理不尽なことが起きている事実も、国際化の進む社会で生きていく私たちが知っておくべきことのひとつだと言えます。

では、今世界が最も注目していることは何か。

8月16日、皆さんもよく知っている日本人医師の中村哲医師が愛情を注いだ国、アフガニスタンがタリバン軍によって占領されました。

女性教育の禁止や国民の残虐な公開処刑で知られるタリバンが新政権を作ることに多くの人が不安を感じています。特に、女性や子どもに対する扱いが心配されています。

多くのメディアが、タリバンは、皆さんと同じ年頃の女子に結婚を強要したり、平然と反抗する者たちの命を奪う恐ろしい集団だと伝えています。

一方で、現地に長年住んでいた中村哲医師は、また少し違った見方をしていました。生前のインタビューや本の中で、メディアがタリバンの本当の姿を報じていないと苦言を呈することもありました。

今、タリバンは、「市民に危害は加えない、女性の権利は尊重する」と主張しています。

そして新しいアフガニスタンの動向に世界の国々が注目しています。人々の安全と幸福を祈らずにはいられません。

<アイキャッチの写真の説明>4年前の夏にミャンマーで撮影した写真。現地で出会った素朴で暖かい人々が今も無事に暮らしていることを祈るばかり。

スポンサーリンク

Twitterでフォロー

オススメの記事