6テーマ・36の質問で会話を楽しみながらアイスブレーキング
スゴロク用「花盛りトーク」の質問を流用して「スマイルトーク」を作成しました。グループごとにサイコロを振りながら、6テーマ・36の質問で会話する活動です。
中学校の体験入学や1年生の学級開きでの使用を想定しています。
中学校に進学する小学6年生が体験入学で中学校を訪れたとき、いろいろな出身小学校の友だちと仲良くなるための活動として作った質問活動です。1年生の学級開きにも利用できるでしょう。
<ねらい・メリット>
①新しい出会いに伴う心理的な不安を軽減する
②自己開示を促す
・自己開示型の質問(好きな食べ物・将来の夢・行きたい都市)から共感・親近感へつなぐ
③会話スキルトレーニングになる
・この活動は「話す→聞く→うなずく→共感」のサイクルを繰り返すことで対話の練習になります。「うなずきながら聞く」点を意識させることがポイント。
<作成に当たり留意した点>
・答えたくない質問に答えなくてよいルールで心理的安全性を担保する。
(進学に当たり不安がある状況ではこのルールがあると安心感が大きい)
・質問決定を先生(テーマ)と生徒(質問)のサイコロキャストで行う方式でゲーム感を演出する。
(児童の選択負担を減らし、かつ同じ質問に偏らないようにすることができる)
36の質問を「食・趣味・将来・国際・もし・進学」の6カテゴリーから構成して、会話内容に厚みを与える。食→最も答えやすい、趣味→共通点が見つかる、将来→価値観が出る、国際→知的好奇心、もし→想像力、進学→中学不安の共有、というふうに浅い話から深い話までカバーします。特に、「進学」のテーマでは、進学に伴う楽しみや不安を共有させることで安心感や仲間意識を生みます。
「スマイルトーク」教材イメージ
「スマイルトーク」の進め方
■準備するもの
シート(グループ数+教師用)、グループ用サイコロ(グループ数)、教師用サイコロ(少し大きめのもの1つ)
※グループのメンバー数は、4~5名がいいと思います。
■活動の進め方(口述)
<始めの挨拶>
「これから『スマイルトーク』を始めます。」
「お互いの顔を見ながら、『よろしくお願いします』とあいさつをしましょう。」
「まず、質問シートとサイコロを配布します。」
◆教師は各グループにシートとサイコロを配布する
<流れの説明>
「活動の流れを確認します。よく聞いてください。」
★このシートには36の質問があります。2回サイコロをふってどの質問について話すか決めます。
そして、グループのメンバーが一人ひとりその質問に答えながら、おしゃべりを楽しむ活動です。
★最初に私(教師)がサイコロをふって1st(1つ目)の大きい目を決定します。次に、グループのメンバーがサイコロをふって2nd(2つ目)の小さい目、つまりどの質問についてトークするかを決めます。
★決まった質問について、サイコロをふった人から30秒程度で回答してください。
時計回りで順々に回答していきます。3分経ったらお知らせしますので、次の質問に移ります。
<注意点の確認>
「みんなが気持ちよく活動するための大切な注意点が2つあります。」
★シートにはいろいろな質問がありますが、答えたくない質問はパスすることができます。
「パスします」と言えばOKです。パスした人を責めるようなことはしないでください。
★他の友だちが話すことに対して、バカにして笑ったり、からかったりしてはいけません。
笑顔でうなずきながら友だちの話を聞きましょう。
「みなさん、この2点について約束できますか。」
「それでは、グループの中でじゃんけんをして最初にサイコロをふる人を決めてください。」
※じゃんけんもアイスブレーキングの一部と考えますが、「後ろの出口にもっとも近い人が1番です」というように教師が決めてもOK。
<活動スタート>
「活動を始めますが、ここまでの説明で質問はありますか。」
「それでは活動を始めます。まず私がサイコロをふります。注目~!」<◆教師はサイコロをふる>
「△□が出ました。テーマは○○ですね。」<全体にサイコロを見せながら数字とテーマを宣言する>
※ここで出た目の大テーマの中の6つ質問から適当に選んで教師が回答のモデルを示す。例えば、1の目の「食」のテーマが出た場合、「いろいろな質問がありますね。『回転寿司で何皿食べるか』という質問もありますね。私は20皿くらい食べますね…」といった感じ。
「それでは、グループの中で1番目の人は、サイコロをふってトークを始めてください。」
<3分間を計測>
「はい、終わりです。次の質問に移ります。私の方を見てください。」<◆教師はサイコロをふる>
※以後、繰り返し、グループでサイコロをふる生徒も時計回りで順番に。
「さて、盛り上がってきたところですが、活動はここで終わります。みなさん、楽しくお話ができましたか。」
※時間に余裕があれば、グループ毎で、または全体から数名を指名して感想を発表させて「ふりかえり」をする。
※最後に、教師が活動の総括をする。
<終わりの挨拶>
「お互いの顔を見ながら、『ありがとうございました』とあいさつをしましょう。」
発展・バリエーション
状況に応じて発展的な活動もどうぞ。
・活動後にグループの中で共通点を3つ見つけて発表させるなどすることで、共通点から仲間意識が生まれ、友達になりやすくなる仕掛けになります。(Similarity Attraction)
・活動後にグループ内や全体で「今日聞いた中で一番びっくりした答え」を発表・共有する。
教材ダウンロード DOWNLOAD
『スマイルトーク・体験入学版/質問36』<質問シート>をダウンロードする〔PDF〕