スピーチやプレゼンなどの発表を互いに評価するための「相互評価シート」
相互評価を導入するとき、感想・意見・アドバイスを口頭で伝え合う「口頭による評価」や、例えば10点満点で評価するような「評点による評価」が考えられます。
小中学生には、「今日はみんなに審査員になってもらいます!」という感じで、審査も発表会の大切な部分であることを伝えつつ楽しい雰囲気を演出すると盛り上がります。
お笑いのM1グランプリの審査員を例に挙げて、審査することの難しさや大切さを伝えることもできます。
今回は、発表者がお互いの発表を観察して、観点別に評点をつける形をとっています。
観点は4項目で、合計20点としていますが、自由に改変してください。
② 表 現 …ジェスチャー、表情、テンポ、強弱
③ 暗 唱 …できるだけ原稿を見ずに発表しているか
④ 内 容 …内容のおもしろさ、文章の正しさ、共感度
★小中学生の英語のショート・エッセーは、暗唱するようにアドバイスします
相互評価を取り入れることで、「発表に対するモチベーションの向上」や「発表を聞くときの集中力アップ」が共に期待できます。
評価するためにじっくり観察しなければならないので、自ずと集中した状態になりしっかりと内容をキャッチしようという姿勢になります。
事前指導として、発表者の一番良かった部分に注目するようにアドバイスすると、振り返りにおいてお互いの良かった点も出されやすくなります。
「相互評価シート」イメージ
メリットとデメリット
相互評価のメリット
・自分の作品や発表内容をより良いものにしようというモチベーションにつながる(動機付け強化)
・先生の評価だけではなく級友からの評価が加わることで評価の客観性がアップする(客観的評価)
・評価するために集中して発表を聞くようになる(集中力アップ)
・友だちの発表を評価することで、友だちの優れた点を自分のものとして吸収できる、次の活動にも活かせる(継続性)
・作品や発表を通して互いの良い部分い目が向けられることにより、認め合いが生まれる
相互評価のデメリット
・人間関係を考慮して評価を嫌う生徒がいる可能性がある
・故意に発表者の評点を同一にする者が現れることがある
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「私は審査員」相互評価シート〔40名用/評価項目ブランク〕PDF
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