「教材作成構想シート」でチェック
教材作成にあたり、どんな教材に仕上げるかイメージを整理するためのメモシートです。
普段意識していることを簡単にまとめたものになります。
教材を具現化するとき、このシートで少し時間を割いてチェックすることで、教材のイメージがより明確になり頭が整理されます。
教材作成にあたり意識したい12の視点
□創造性を刺激するような、子どもが「やって見たい!」と思う教材(能動性)
□自分なりの目標やゴールをイメージできる教材(自己決定)
□選択を迫るような場面がある教材(自己決定)
□自分自身のアイデアや考え方を書く場面がある教材(自己表現・自己存在感)
□友だちや先生と触れ合い、情報や感情のやり取りが場面がある教材(双方向性)
□友だちの考えと自分の考えを比べたり、互いの考えの違いに気づく場面がある教材(対比)
□自分の情報・考え・思いを表明(発表・掲示)できる教材(自己表現・自己存在感)
□ペア活動やグループ活動など双方向的な活動(やり取り)を含む教材(双方向性・協働性)
□互いの考えや作品の良さを認めたり、拍手したりする場面がある教材(共感的人間関係)
□学んだことが今後の自分自身の人生や社会に活かされる実感を得られる教材(持続性)
□新たな問いが生まれるなど、新しい学習に対するモチベーションにつながる教材(持続性)
□シンプルでありながら面白味のある、効率的かつ効果的な、深みのある教材(SEEED)
これらの項目は、あくまで視点であり、多ければ多いほど良いと考えている訳ではありません。
自分が作ろうとしている教材がどのような教材なのか、より客観的に見るための簡易ツールとして使っています。
作成する教材の総体としてこれらの視点の全体をカバーするイメージを持つことは大切だと感じます。
今後の教材づくりにSDGsの視点は欠かせない
このシートには、関連するSDGsをチェックする欄も設けています。
SDGsの達成に向けた取組はこれまでも多くの学校や先生方によってなされています。
教育現場でのSDGsの取組は、学んだ生徒が現在また未来の実践者となりより大きな実践を生むことを考えると、その効果は計り知れないものだと思っています。
まもなく全面実施される新学習指導要領にも「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されています。
教材をつくる中でSDGsの視点を大切にしつつ、1人の実践者として尽力したいと思います。
教材を考える上でも、SDGsとの関連についての視点はますます重要になると思われます。
「教材作成構想シート」のイメージ
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