おしゃべりを楽しみながら自分や他人について知る活動
グループで任意のテーマについて「どちらがよいか」を話し合うシンプルでありながら会話の弾む活動です。
人間関係づくりプログラムとしてよく取り組まれている活動ですが、地味なワークシートが多く今回中学生向けに1枚のワークシートを作りました。
新しい自分に気づく、友だちの新しい一面に気づく、いろいろなものの見方に気づく。たくさんの新しい気づきが期待できる活動です。
活動自体は、小中高のどの校種でも可能でしょう。
子どもたちが嬉々として取り組む活動です。自己表現・傾聴のトレーニングとしても有効と思われますが、自己理解・他者理解にフォーカスして取り組む学校が多いようです。
クラスや生徒の状態に応じて、活動のねらいを定めて取り組むといいでしょう。
また、人間関係プログラムはじわりじわりと効いてくるものなので、一発で事態を打開したり何かを変えようとするものではなく、定期的に活動を繰り返しながら気長にしみ込ませるような感覚で継続することをおすすめします。
<クラスの現状や教師の思いから定める「ねらい」の例>
【年度始めや学期初めで誰とでも安心して話せる人間関係を構築したい】
○普段、あまり話さないクラスメートとの会話の機会をつくるころで人間関係を撹拌する
【人間関係の固定化によって人間関係に支障をきたしている】
○友だちの新たな一面を発見することで、友だちの固定的なイメージや固定的な人間関係の緩和につなげる
【視野を広く持ち柔軟な考え方を身につけてほしい】
○自分とは異なるものの見方に接することで視野が広がる