身近な話題で会話を楽しむ「アドジャン・トーク」＜全部版・保存版＞

会話を楽しみながら集団の絆を深めることができる活動「アドジャン・トーク」

お題に沿って互いの考えを語るシンプルなコミュニケーション活動「アドジャン・トーク」のワークシートです。

人間関係づくりプログラム、ソーシャル・スキル・トレーニング（SST）、構成的グループエンカウンター（SGE）などの一環として、学校現場をはじめ色々な場所で行われているグループ・トーク活動です。

ルールはシンプルです。「アド・ジャン！」と言いながらジャンケンの要領で「グー」または指1本から指5本までのいずれかを出します。出された指の合計数にしたがって指定された質問に答えながら会話を楽しみます。

新学期のクラス替えによって一度も話をしたことがない友だちが一定数いるような状況であれば、アイス・ブレーキングの役割を果たしてくれるでしょう。

また、定期的・継続的に行うことで、生徒（児童）同士の関わりが増え、自己開示が進み、クラス内に豊かな人間関係が築かれることが期待されます。

見知らぬメンバー同士が集まる研修・勉強会・レクリエーションなどの場面でも、会話や出会いのきっかけづくりとして「アドジャン・トーク」はおすすめの活動です。

「アドジャン・トーク」教材イメージ

「アドジャン・トーク」の流れ

活動の流れは以下の通りです。

①めあての確認（1分）

＜基本＞「会話を楽しみながらお互いのことをよりよく知り合おう」

フォーカスしたいねらいがある場合は、集団の状況に応じてめあてを設定します。

「自分のことをより知ってもらえるように話をしよう。」

「友だちのことをよりよく知るために、しっかり友だちの話を聞こう。」

「話す人の方を向いて話が聞けるようになろう。」

「上手にあいずちを打てるようになろう。」

②ルールの確認（1分）

「礼儀正しく・笑顔で頷きながら・ふざけない・茶化さない・否定しない」＜快話の5原則＞

「話したくないお題については話す必要はありません。笑顔で「パス！」と言いましょう。

掲示用「快話の5原則」は、こちらからどうぞ。

③本活動「アドジャン」（8分）

○「アド・ジャン」と言いながらジャンケンの要領で「グー」または指1本から指5本までのいずれかを出します。

○全員の指を合計した数のお題についてメンバーが順番に話します。合計した数が2桁になった場合は、1の位の数でお題を決めます。

○全員が話し終わったら、再度「アドジャン」をして新たなお題で話します。

④シェアリング＜グループのふり返り＞（2分）

「順番に感想を述べましょう」

「今日の話に関することでメンバーに質問があれば質問しましょう」

⑤感想の記入＜個人のふり返り＞（3分）

「ふり返り用紙に記入しましょう」

（　）で示した時間は全体15分で活動する場合の目安です。クラスや学校の実態に合わせて調整してください。

教材ダウンロード　DOWNLOAD

＜フリー版＞　フリー・テーマで自由に質問を設定できます。質問部分は空欄です。

〔PDF版〕を印刷すれば、手書きで質問を書き込んですぐに印刷できます。

〔WORD版〕はダウンロード後にフォントを修正して見栄えを整える必要がありますが、２回目以降は質問部分だけ入力（上書き）すれば済むので便利です。校内ネットワーク上に保存することで同時に複数学年で共有できるなどのメリットもあります。

『アドジャン・トーク』〔フリー版〕をダウンロードする〔PDF〕

『アドジャン・トーク』〔フリー版〕をダウンロードする〔WORD〕

＜テーマ別完成品＞　テーマ毎に10の質問が準備された完成品ワークシートです。

『アドジャン・トーク』〔01もし〕をダウンロードする〔PDF〕

『アドジャン・トーク』〔02趣味・趣向〕をダウンロードする〔PDF〕

『アドジャン・トーク』〔03食べ物〕をダウンロードする〔PDF〕

『アドジャン・トーク』〔04勉強〕をダウンロードする〔PDF〕

『アドジャン・トーク』〔05夏休み〕をダウンロードする〔PDF〕

これまでにアップされた「アドジャン・トーク」ワークシートの全てのバックナンバーをこのページに収めています。

今後、新テーマがアップされたときにも紹介記事の公開と同時にここからダウンロード可能になります。