AB2択形式のシンプルなクイズをつくる活動「私はクイズ作家」<AB2択形式>

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AB2択形式のシンプルなクイズをつくる活動「私はクイズ作家」<AB2択形式>

クイズ作家となり、Aの文とBの文の2択からなるクイズをつくる活動です。

小学生や中1など初心者でも取り組みやすく、英語が苦手な生徒や文法導入直後の段階でも参加しやすく、成功体験を得やすい活動です。

レベルや状況に応じて「2文以上」や「3文以上」と、文の数を指定することもできます。

例えば、「○○の肯定文と否定文を使ってクイズをつくろう」というめあてで展開するなど、任意の文法の肯定文と否定文を比べたり練習したりすることにも向いています。

ペア活動やグループ活動で作ったクイズを暗記して相手に出題することで、会話のやりとりも自然に生まれます。

<助動詞canの問題例>

条件:助動詞canの肯定文と否定文でクイズをつくる

A: Cats can swim.
(ネコは泳ぐことができる。)

B: Cats cannot swim.
(ネコは泳ぐことができない。)

<現在完了(経験用法)の問題例>

条件:現在完了(経験用法)の肯定文と否定文でクイズをつくる

A: I have been to Kyoto before.
(私は京都に行ったことがあります。)

B: I have never been to Kyoto before.
(私は京都に行ったことがありません。)

<受け身の問題例>

条件:受け身の肯定文と否定文でクイズをつくる

A: Honnoji was built by Nobunaga.
(本能寺は信長によって建てられた。)

B: Honnoji was not built by Nobunaga.
(本能寺は信長によって建てられたのではありません。)

このように肯定文と否定文の練習にぴったりです。

単純な活動ですが、クイズ交流まで行うと会話のやりとりが自然に生まれ、インプットとアウトプットの両方を含む良質な学習となります。

上記2番目の例のように、主語をI(私)にすることで年度初めの自己紹介活動にも使えます。クイズ形式の自己紹介活動にすることで笑顔のあふれる楽しい雰囲気づくりにつながるでしょう。

「私はクイズ作家」<AB2択形式>の教材イメージ

AとBの2文を作文してクイズにします。肯定文と否定文でつくることも可。

「私はクイズ作家」<AB2択形式>の教材データ

<活動規模> 小さい

<対象学年> 小学6年生~中学3年

<所要時間> 1時間

<準備の労力> 小さい

<クイズ活動の流れ>
①条件の確認(例:「can を使って書く」など)

②クイズを英語で作成する

③自分で作ったクイズを暗記する(できれば事前に教師、ペア、グループでグラマーチェック)
※クイズ完成後はペアや教師によるチェックタイムを設け、文法の誤りや表現の自然さを確認させる。また、「語彙や文法の正確性」、「意図の伝わりやすさ」、「創造性」など、複数の観点から評価するルーブリックを用意するのもおすすめです。

④クイズ交流(事前にモデルを示す、教師が生徒に出題でもOK)

正解なら:“Great, that’s correct.”
不正解なら:“Sorry, that’s not correct.”

<活動のバリエーションや発展性>

教室内を自由に動きながらの活動もおすすめです。
Hello, I'll give you my original quiz!など挨拶を交え、相手の回答に対しては“Great, that’s correct.”“Sorry, that’s not correct.”などの定型表現を押さえて活動に入ります。

“Close!”や“Do you need a hint?”などの表現も扱うと厚みのある双方向性の対話となるでしょう。「NJOE」カードを(No Japanese, Only English)を表示して意識させるなどの工夫も。

ペアワーク、グループ対抗戦、クラス全体戦、学級対抗、全校戦など学校規模や学年規模・状況に応じた活動が考えられます。

PowerPointやロイロノートを用いて自作クイズをスライド化し、ディスプレイに映し出してクイズ大会を開催する。

タブレットで録音・録画し、自作クイズの音声発表に活用。効果音などの活用も◎。

生徒のオリジナルクイズを校内や英語教室などに掲示して共有する。

生徒のオリジナルクイズを英語科通信や学級通信に載せて他の学級や保護者にもチャレンジしてもらう。

年度初めなどに、自分のことについて1人1題のクイズ形式で自己紹介活動を行うと盛り上がります。

教材ダウンロード DOWNLOAD

私はクイズ作家<AB2択版>をダウンロードする〔PDF〕

 

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