小学校英語の集大成としての「総仕上げ自己紹介」
卒業プロジェクトとしていろいろな取組がなされる時期だと思います。最近では、中学校でも卒業論文を書かせる地域があるとか。
「英語」に関連した総復習的・しめくくり的な活動をお探しの先生方、これまでのいろいろな英語表現を使った「総仕上げ自己紹介」はいかがでしょうか。
3学期に小学校で学習した英語を総復習させたいと考えている先生方も多いと思います。総復習というと、子どもたちには何か「大変で、面倒な感じ」と響きがちですが、「卒業プロジェクト」や「総仕上げ自己紹介」と銘打って活動すると「やってみたい、いい形で完成させたい」とモチベーションの強化につなげることができるでしょう。
「総仕上げ自己紹介」では、これまで学習したテーマ(自分の町、行ってみたい国、将来の夢など)からいくつかピックアップしてひとつの自己紹介としてまとめたものです。
A3サイズの用紙に写真やイラストも用いながら1つの作品として仕上げます。
小学校では、相対的に書く活動の割合が少ないのですが、中学への進学を見据え、正しいアルファベットが書けるか、単語間のスペースをきちんととれるか、符号を忘れずに書けるかといったことをふり返る時間にもなります。
「発表会」など何度も練習して発表する活動へ
中学校で始まる英語の授業では、早い段階で「自己紹介」をするケースが多いと思います。「総仕上げ自己紹介」で書いた内容が身についていれば中学での自己紹介にも自信を持ってのぞめるでしょう。子どもたちへのいい贈り物になりそうです。
その意味で、できれば完成した「総仕上げ自己紹介」は何度も練習して覚えてしまうのがベストです。これまで学習した大切な表現を多く含むものであり、しかも自分自身を紹介するための文なので、覚える価値の高い英文だと言えます。
先生も児童も忙しい時期で授業時数の問題もありますが、できる範囲の規模で発表会を企画することをおすすめします。やる気に火をつけて、何度も何度も声に出してスラスラと自己紹介できる域まで高めたいところです。
最後に、この作品はぜひラミネート加工を施して返却してあげたいものです。小学校で英語を学んだ証として大切にしてくれるでしょう。
おすすめポイント〔活動のメリット〕
●「思い出」や「夢」など自己を見つめるテーマを含んでいる。
●子どもが喜んで取り組める無理のない活動。
●最高の自己表現活動、「自己紹介」で基本表現の総復習ができる。
●繰り返し練習することに耐えうる内容(自分自身のこと)。
●中学校で自己紹介をする際に自信を持って発表できる。
●発表会に耐えうるコンテンツである。
●成果物として作品が残る。思い出の作品としても○。
「総仕上げ自己紹介」の教材イメージ
「総仕上げ自己紹介」の教材データ
<活動規模>中
<対象学年>6年生
<所要時間>内容により3~6時間程度
<準備の労力>準備はすぐにできるが人数が多い学級は指導が大変
<おすすめポイント>
●楽しみながら集中して総復習ができる自己表現活動。
●中学校での英語学習にもダイレクトに生かすことができる。
●暗唱発表までできたら大きな自信になる。
●思い出の作品として残る。
<活動の流れ>
①各テーマの復習をしながら自己紹介(下書き)を仕上げる
②添削された下書きを参考にして「清書」を書く。
③何度も読んで練習する。必要に応じて写真やスライドを使わせてもOK。
④発表する。(グループ内発表、クラス内全体発表、発表会、PTA参観授業など)
<活動のバリエーション及び発展性>
●発表会をする場合、暗唱にこだわるのではなく、途中で原稿を見ていいルールにした方が圧迫感がなくていいでしょう。
教材ダウンロード DOWNLOAD
但し、WORDファイルをダウンロードした場合、お手持ちのPCにインストールされているフォントによりデザインが大きく崩れる可能性があります。お手持ちのお好みのフォントを選択しながら微調整してください。