アクティブ・ラーニングを念頭に置いた双方向的な活動、「私は○○」シリーズ
文法や表現の定着には、リアリティのある明確な場面設定の中での言語活動(アウトプット)が有効です。
「私は○○」シリーズでは、様々な職業や立場に自分を置きながら「自分の役目」を遂行する中で英語を使うように仕組んでいます。
中学生版の「ごっこ遊び」を英語で楽しみながら、たくさんの英語を話したり書いたりしながら効果的な英語のアウトプット(トレーニング)につなげます。
今回は、16の記事をピックアップして「まとめ」としていますが、今後も新しい「私は○○」シリーズを作る予定です。
このシリーズの教材をお探しの際は、サイト内の検索窓に「私は」と入れてサイト内検索をかけてみてください。
◎よく練られた具体的な場面設定により、活動に臨場感が生まれます。
◎必ず「書く」場面があり、活動を形(作品)として残して作品交流ができます。
【私はクイズ作家】(文法:指定なし)★小学生版有り★
生徒がクイズ作家に扮してオリジナルクイズを作る活動。
クイズを入力するだけでクイズ番組風に進行できるパワーポイント・テンプレートがあります。
【私は名探偵】(文法:指定なし)★小学生版有り★
生徒の支持率No1の活動です。
生徒は探偵事務所で働く探偵になり、クライアント(依頼人)からの調査依頼を受けて調査を進めます。何の文法を使ってどう質問すれば求めている情報が得られるか作戦を立てながら活動します。
<基本的な動詞>と<be動詞とlike>の調査依頼書は小学校高学年でも使えます。
【私はプレゼンター】(文法:指定なし)
生徒がプレゼンターとなり、家庭から持参した自分の持ち物などを見せながら(show)話す(tell)活動。
欧米では定期的にこのショー・アンド・テルが行われており、子どもにとっても定番で人気の活動です。
【私は英語教師】(文法:指定なし)
生徒が先生役となり、事前に指定されたページについて30分程度の授業を行う活動。
単語の意味や読み方から本文に含まれる重要な表現や文法を洗い出して十分に予習したうえで、生徒が理解できるように教えるというチャレンジングなゴールが設定されている。主体的な学習になることが期待される。
学ぶ側から教える側に立場が移ることで、新しい視点や大きな気づきを得られる活動となります。
【私はインタビュアー】(文法:指定なし)
オンラインでゲストにインタビューする活動。遠く離れた人々とのコミニケーションは子どもたちの好奇心を刺激してくれます。
インタビュー活動は、日頃から勉強している英語がリアルなコミュニケーション・ツールとして役立つか検証する絶好のチャンスになるでしょう。
【私は俳人】(文法:指定なし)
日常生活の中で感動した風景や情景、感銘を受けた出来事、心に残っていることを題材にして、英語俳句で表現させる活動。
準備も少なくすぐに取り組めます。優秀賞やALT賞などの賞を設定してイベント的な扱いにしても盛り上がりが期待できる活動です。
【私は写真家】(文法:指定なし)
写真家になって写真を撮り、お互いの作品を共有して楽しむ活動。
子どもが表現することの魅力や面白さを実感でき、かつ表現力向上&表現意欲向上につながる活動です。
【私は愛のキューピッド】(文法:三単現s)
生徒が結婚紹介所で働く新人の婚活アドバイザーとなり紹介文を書く活動で、三人称・単数の主語で肯定文や否定文を書かせることにフォーカスしています。
「車を持っている」や「ペットを飼っている」の文で「has」を書かせたり、「料理をしない」や「魚が好きではない」の文で「doesn't」を使う否定文を書かせます。
【私は愛のキューピッド】(文法:助動詞can)
生徒が結婚紹介所の婚活アドバイザーとなり、紹介文を書く活動。
結婚紹介所の外国人のお客様にメンバーを紹介するための紹介文を書きます。
写真と情報をもとに助動詞canを使って紹介文を書きます。
【私は就活生】(文法:助動詞can)
就活生(就職活動生)となって面接試験に挑む設定で、canを使って自分のできることやできないことを英語で表現します。
canの肯定文と否定文のトレーニングになりますが、先生が面接官となって「can」を使って追加の質問をすることで、楽しみながらcanの肯定文・否定文・疑問文をまんべんなく復習(アウトプット)する活動が可能になります。
【私は評論家】(文法:受け身)
生徒が評論家となり、本・建築物・映画などについて「受け身(受動態)」を用いて評論する活動。
名雑誌社「リアル・バリュー」に評論の仕事を依頼され、「未来に残したい価値ある作品群」という特集記事のために、評論記事を書く設定です。
【私は就活生】(文法:現在完了)
就活生(就職活動生)となって面接試験に挑む設定で、生徒は「私は○○したことがあります。」と自分のすごい経験をアピールする活動。
架空の自分を想像して現実ではあり得そうにないことでも「私は○○したことがあります」と言い切るところに面白さがある。
【私は新聞記者<標準>】(文法:関係代名詞)
生徒が新聞記者となり、与えられた写真と日本語メモをもとに英語記事を書く活動。
東南アジアのラオスで撮影された写真をもとに記事を書きます。
【私は新聞記者<応用>:ウィリアム・カムクワンバ編】(文法:指定なし)
生徒が新聞記者となり、ウィリアム・カムクワンバについて英語で新聞記事を書く活動です。
教師が用意したテーマについて生徒みんなが記事を書くスタイル。
TED動画や映画の予告編をはじめとした資料群が豊富で、子どもにとってもやりがいのあるチャレンジングな活動。
【私は新聞記者<応用>:地雷博物館編】(文法:指定なし)
生徒が新聞記者となり、アキラ氏が開いたカンボジアの地雷博物館について英語で新聞記事を書く活動です。
Google Mapで地雷博物館の位置や内部の様子を見せることもできる。
【発表を互いに評価する「私は審査員」〔相互評価シート〕】
プレゼンや作品発表などを互いに評価するための相互評価シートです。
小中学生には、「今日はみんなに審査員になってもらいます!」という感じで、審査も発表会の大切な部分であることを伝えつつ楽しい雰囲気を演出すると盛り上がります。
相互評価を取り入れることで、「発表に対するモチベーションの向上」や「発表を聞くときの集中力アップ」が共に期待できます。
【私は旅人】(文法:助動詞can/不定詞want to)
「自分の旅したい国」についてクラスの友だちに伝える活動です。
「○○中のステキな旅20選」などのタイトルでピックアップ・エッセー集のような冊子を作ったり、相互投票で「BEST TRAVELER賞」などの賞を設けたりと、工夫次第で広がりのある活動になります。
スタンダードな1問1答形式タイプのクイズ。ヒントから何者かを推測する「私は誰でしょう」クイズのワンヒント版もこの形式で作ります。
「私は誰でしょう」クイズ。3つ、または5つのヒントから何者かを推測する。
3択タイプのノーマルクイズです。工夫によって、いろいろな教科でいろいろな使い方が可能です。
YESとNOの2択なので、誰が勝利するか最後までわかりません。苦手な生徒も楽しめます。
単語の定義からその単語を当てるクイズ。語感トレーニングや頭の体操にもなります。
動画からその人が何をしているのか当てるクイズ。
クイズラオスオネア<4択>
アジア最後の秘境、ラオスについてのクイズ。
世界人口について考えるクイズ。7月11日の世界人口デーに合わせていかがでしょうか。
言語や外国についてのいろいろなクイズ。学期末のお楽しみにどうぞ。