タイ&ラオス旅日記2024<第9日目>/Daily Travel Report: Day09

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この旅日記の概要

ラオスの24年振りの古い友人らとの再会を主目的としつつ、教材の素材収集を副次的な目的とした約2週間のアジア1人旅の記録です。

24年ぶりのフアイサイ訪問とラオス4回目にして初めてのルアンパバン訪問がハイライト。

命の洗濯をしつつ、教材素材収集の視点も探りながら旅の記録を記します。

<日程と移動ルート>
01泊目@バンコク(Bangkok)
02泊目@バンコク(Bangkok)
03泊目@チェンマイ(Chiang Mai)
04泊目@チェンマイ(Chiang Mai)
05泊目@フアイサイ(Huay Xai)
06泊目@フアイサイ(Huay Xai)
07泊目@ナトゥイ(Na Teuy)
08泊目@ルアンパバン(Luang Prabang)
09泊目@ルアンパバン(Luang Prabang)
10泊目@バンコク(Bangkok)
11泊目@バンコク(Bangkok)
12泊目@バンコク(Bangkok)

<素材収集の視点>
・旅の中で教材化につながるような素材を収集する。
・写真はフォトランゲージとして、雑貨や工芸品はモノランゲージとして教材化が考えられる。
・異国の不思議や感動を子どもに伝え、子どもの興味関心をグローバライズする。

各回とも、1〔概要〕、2〔Today's Photos〕、3〔Today's Focus〕、4〔旅メモ〕の4項目でお届けします。
ご感想やご質問は各記事最下部の専用フォームよりお願いいたします。

1〔概要〕*本日の行動のふり返り*

〔朝〕
7時前に車の音で目が覚めた。この辺りは宿が多いからピックアップでゲストハウスを回っているのか。

滝やら丘にはあまり興味がないのでツアーの予約などは入れていない。宿のすぐ前を流れるメコン川を眺めるだけでも十分に満足という感じだった。

散歩に出かけようと1階を通るとカウチで少年が寝ていた。可哀そうに、夜通しでフロントの番をさせられているのか。夏休みのバイトだろうか。

Laundryサービスがあるということだったので、もらっていた緑のビニール袋にメモ紙をつけてフロントデスクの脇に置いて散歩に出た。

モーニングマーケットで朝食も取り、メコン川沿いを歩いて帰路についた。

散歩から帰るともう袋はなくなっており、少年が起きていたので、「Did you get my laundry?」と尋ねるとYes.と答えてくれた。

大丈夫かな…。

汗をかいたのでシャワーを浴びる。やはりヘッドを握る手がビリビリする。ChatGPTに尋ねたところ、次のような回答だった。

ChatGPTによる的確過ぎる回答

今夜、シャワー浴びるのが怖くなった。

〔昼〕
大きい道や小さい道を散策して、カフェでコーヒーを飲む。

土産物の整理をして、記事づくりをする。

夕方、メコン川を眺めに通りに出ると、朝のボート船長からまた声を掛けられた。

自分のボートを指さし、あれでメコン川を1時間クルーズするが、どうだろうかと。ボートは少し大き目で10人ほど座れるテーブルがついているようなものだった。屋根付きでにわか雨でも濡れる心配はなさそうだった。

時間を尋ねると、「5時半出発予定だけど今すぐでもいい」という。客は自分だけかと聞くと「そうだ」とのこと。

昼間も特に観光していないし遊覧船も悪くないと思った。

キープはもう底をついていた。「バーツだと700バーツ」と船長。かなり高い。600でもいいか尋ねると、少し渋る振りを見せたが「それでもいい」ということに。おそらく相場は、300~400バーツといったところではないだろうか。ちょっと騙された感はあったが、船長が心の中で喜んでいれば、それはそれでいいかと考えることにした。

小腹が減っていたので、すぐ脇のリバーサイドのレストランで炒飯を注文。なかなか来ない。料理が来たときには、もう5時半になろうとしていた。

店主に、「後で返すから皿ごと船に持って行っていいか」と尋ねたところ、すぐに「OK」の返事が返ってきた。この自由さが気持ちいい。

片手に炒飯を、片手にペプシを持って土手を下り、船着き場へ向かう。船着き場と言っても、船に板を掛けただけの乗り場だった。

客は1人と言っていたが、船に乗ると3人の若い男性がすでに乗船してビアラオを飲んでいた。

非常に丁寧な英語で自分たちが韓国からの旅行者で、あなたの食事を急がせてしまったのではないかと詫びていた。私は、船のテーブルでゆっくり食べた方がいいので全然問題はなかった。逆に、彼らを待たせてしまったのではないかと、申し訳ない気持ちになった。

それにしても、こんなに礼儀正しい韓国人に出会えるとはラオス最終日に嬉しいハプニングであった。30代の若者らは、チェジュ航空のパイロットで同業の友達同士で短期旅行をしているらしい。

旅行のこと、学校のこと、家族のことなど話しながらゆったりした時間を楽しんだ。仲良く談笑する彼らを見ていると、1人旅もいいけど仲間との旅行もやっぱりいいものだなぁと思った。

しばらく時間が経って、船長がエンジンがかからないと慌てだした。何か叫んでいたが理解できなかった。この後に約束があるわけでもなく、特に不安はなかったが、このまま流されていくとまた新しい街にたどり着くのではないかと淡い期待を抱いたりもした。

1度はかかったエンジンがまた止まる。これは大きなトラブルの前兆か。一瞬、朝の扇風機の件が頭をかすめた。

結局、船長は知り合いに電話して救助を要請したようで、別の船が迎えに来た。曳航されながら船は元の船着き場へと戻ることができた。

少しスリリングなメコン川クルーズだった。若者らに別れを告げて、2日目の夜市へ。

〔夜〕
フードセンターの向かいにあるIndigo Cafeでケーキとラテをいただく。

この店には美味そうなパンやケーキがいくつも置いてあった。

宿に着くと洗濯物が仕上がっていた。10点以上あったが120バーツ(480円)ほどで済んだ。

シャワーを浴びて、パッキング。そして、明日のフライトのチェックインをして寝よう。

2〔Today's Photos〕*旅のスナップ*

◆ルアンパバンのモーニングマーケット

朝一、メコン川沿いを散歩。

空気は意外にひんやりとしているが、多少の湿り気を感じる。同様に散歩する人やランニングしてる人が結構いた。

近所にモーニングマーケットがあるらしいのでその方角に歩く。

まだ7時過ぎだったが市場は活気に満ちていた。野菜や果物、魚、肉、そして手作りの料理が所狭しと並ぶ。漂ってくる様々な香り。いい香りもあれば臭いものも。

特に気に目を引くのは炭で焼かれるいろいろな魚や肉。

どれも旨そうで、迷ったが手羽焼きを買うことに。宿に持ち帰り、周りの目を気にせずにかぶりついてやろうとほくそ笑んでいたが、声を掛ける間もなくおばちゃんが太い包丁でドン、ドン、ドンと手羽を四分割してしまった。

木の幹のようなまな板の上の肉片をバナナの葉にくるみビニル袋に入れて渡される。あーあ、まいっか。

◆ルアンパバンのカオソーイ

地元の人々が勧める「カオソーイ」の屋台がいくつかあった。

カオソーイは、ラオスとタイ北部で親しまれている米粉の麺料理で、スープの深い風味が特徴。

みんな、美味そうに食べてる。食事の予定はなかったが、他人のカオソーイが料理されるのを見ていると同じものが食べたくなった。

自分も単純だなぁと思いつつ入店。注文を済ませると、屋台のおばちゃんが手際よく料理を準備してくれる。刻んだ野菜と香草は別皿できた。ピリッと辛いチリオイルは赤々としていてほのかに湯気が漂う。

食べると、香草の爽やかな香りが口の中に広がるピリッとした辛さが舌を刺激する。チェンマイやフアイサイのカオソーイも旨かったけど、ルアンパバンもなかなかやります。

そい言えば、カオソーイは元々はミャンマーからラオス北部に伝わり、その後にタイの北部に伝わった料理だとタイの友人が言っていた。チェンマイよりルアンパバーンの方が先なのか。

もう我慢できずに心の中で「ゴメン、おばちゃん」とつぶやきながら先ほど手に入れた手羽も取り出して頬張る。ひとかけらはスープに浸して食べる。これは美味い。明日も来ようかな。

そろそろ店を出ようと思ったそのとき、突然、何の前触れもなく、ガチャガチャガッチャーンと大きな音を立てて店の扇風機が木っ端微塵になった。店にいた全員が悲鳴をあげた。スチールのカバーは何故か開いてしまい、ファンの部分は粉々になって辺りに飛び散っていた。老朽化による故障か。

それにしても恐ろしい一瞬だった。幸い、ケガ人はいないようだった。店主のおばさんは何事もなかったように、また料理に取りかかるのだった。

屋台のおばさんに感謝を伝えて店を去る。食事中、恨めしそうに私を見ていた犬にも声をかけた。

余震ではないが、今日は何か起きそうな気がする。気を引き締めていこう。

3〔Today's Focus〕*本日の旅トピ*「旅の相棒、アディダスのバックパック」

明日は、ルアンパバーンからバンコクへのフライトです。

今夜は荷物の整理&計量。カバンの重さが明らかに7kgは越えていると思われます。少し不安です。タイの国内線では計量さえしませんでしたが、今回は近距離といえども国際線。パスしますように。

今日は私のバックパックを紹介します。買ったのが1997年なので、25年以上使っています。

アディダス製。昔はこんなものも作ってたんですね。2万円はしなかったと記憶しています。

これを見かけたら声を掛けてください。(笑)

今のものより軽くて丈夫なものに買い替えてもいいんですが、やっぱり長く使っていると愛着がわきます。

今回、またキャスター部分が壊れたので保険で修理しようと思います。

追記:帰国後修理に出しました。キャスター修理費、7600円也。保険でカバーされそうです。

4〔旅メモ〕*今後同じ場所を旅する自分や誰かのために*

○Tingkham Guest House(ティンカム ゲストハウス

名  称:ティンカム ゲストハウス
英語名称:Tingkham Guest House
場  所:Kounxoau Rd, Luang Prabang
備  考:部屋は狭めだが清潔、店主のホスピタリティが嬉しい

○モーニングマーケット

名  称:モーニングマーケット
英語名称:Luang Prabang Morning Market
時  間:午前5時頃から始まり、午前10時から11時頃には閉店
場  所:サッカリン通り(Sakkaline Road)沿い。プーシーの丘の近く。

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