
生徒が先生となり実際に授業をする活動
生徒が先生となり、事前に指定された部分について30分程度の授業を行う活動です。 「授業」という明確なゴールが設定されることや、単語の意味や読み方から本文に含まれる重要な表現や文法を洗い出して十分に予習したうえで、生徒が理解できるように教えるというチャレンジングなゴールが設定されることで、主体的な学習になることが期待されます。 グループのメンバーで役割を分担して、より効果的な授業に向けて話し合いながら授業を計画します。 学ぶ側から教える側に立場が移ることで、新しい視点や大きな気づきを得られる活動となります。 学年末の締めくくりの活動として取り組むと、生徒にとってもよい思い出になるでしょう。教材づくりにあたって意識したポイント
●創造性を刺激するような、子どもが「やって見たい!」と思う活動である(能動性)
●自分の情報・考え・思いを表明する場面がある(自己表現)
●学んだことが今後の自分自身の人生や社会に活かされる実感がある(持続性)
●自分の明確な役割があり、自己有用感や成就感を感じられる活動(自己有用感)
「私は英語教師」のリードプリント

「私は英語教師」オリジナル授業プランシート


「私は英語教師」の教材データ
<活動の規模>大きい <対象学年>中学3年生以上(クラス・生徒にある程度の力量が必要) <所要時間>6時間~8時間 <準備の労力>とても大きい <負担の大きい部分> ●授業の準備として各グループが作成する「オリジナル授業プラン」のチェック・修正・印刷 ●生徒が作成した「確認テスト」のチェック・修正・印刷 <おすすめポイント> ●生徒の主体的な活動が期待できる ●生徒が新しい視点を獲得して、今後の学習の姿勢に変化が期待できる ●キャリア教育の観点において、勤労観や職業観の育成につながる活動の流れと発展性
●導入でリードプリントを使い、この活動の意義やおもしろさを伝える (過去の先輩の授業の様子や感想などを紹介してもOK) ●4から5名のグループを作り、「授業プラン」の書き方を説明して、作成に着手させる (1時間から2時間) ●完成した「授業プラン」と「確認テスト」をチェックして必要に応じて修正させる ●「オリジナル授業」が終わったら、全体で良かった点と改善できる点を振り返り、必要に応じて授業内容の補足をする ●全グループが終了したら、今回の「オリジナル授業」の活動で感じたことなどを交流する ●「ベスト・レッスン・アワード」などの賞を設定すると盛り上がる。教師が選出してもよいし、生徒に相互評価させて受賞グループを決定することもできる。生徒の感想
●教えるために徹底的に予習したので、この予習だけでほぼマスターできた感じがする。 ●時間配分も考えながら読みと書きのバランスよく進められた。 ●念願の指示棒を使えて嬉しかったです。思ったより重かった。 ●テンションが低かった。テンションも大切な要素だと思いました。 ●班員全員で発音の確認をした方が良かった。 ●生徒側の席と先生が立つ前からの風景が全然違うことに驚きました。40名(35名)の迫力はすごいと思った。 ●友だちの意外な一面を発見しました。誰にでも隠された才能があるんだなぁと。 ●生徒とのコミュニケーションは、独りよがりのものではいけないので難しかった。 ●班で話し合って授業のポイントを決めておくことが大切だと思った。 ●単語を練習させる場で、あまり上手に発音ができなかった。 ●生徒に質問しながら進められたので良かった。生徒の反応をみながら説明できた。 ●今回の授業で、先生が日頃から私たちに教えていることの大変さがわかりました。 ●1班の授業は、声が大きくて説明もわかりやすくて、まねしたいところがたくさんあった。 ●授業をする人たちの緊張感や一生懸命さが伝わってきた。 ●前の班の授業の反省を活かして授業ができていた。 ●デジタル教科書を上手に使いながら、音読の練習を進めることができた。 ●先生たちがわかりやすく授業をしているのはすごい技術だと思った。教材ダウンロード DOWNLOAD
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