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「成果につながるテスト勉強のポイント8つ」をお伝えしています。
今回は、【4】「基本文&暗唱例文」編です。
マスターすると表現力が大幅にアップする基本文・暗唱例文についてのお話です。
【4】範囲中の基本文や暗唱例文を覚えよう<英借文>
使用頻度の高い例文を覚えることで英語特有の語順や修飾の仕方が効率的に身につきます。
基本文や暗唱例文を中心に、範囲内の重要な英文を暗記します。
単語や熟語と同じで、最初は大変ですが、覚えれば覚えるほど覚え方のコツも身につき、短時間で覚えられるようになります。
文を覚えるのが苦手な人は、少なくとも教科書の基本文とワークの英作文問題に出題されている英文だけでも覚えましょう。
英文を覚えるときには、単語の意味や機能を理解したうえで正確に覚えます。「なんとなくわかる」状態では不十分です。意訳ではなく直訳できるようにしておくことで減点のリスクを軽減できます。
①英文の意味を理解する
②英文を読める
③英文を覚える
④英文を書ける
の順序で進めます。
得点力を強化するためには、最終的に「英文を書ける」状態まで高めることが大切です。
<どの英文を暗唱例文とするか>
試験範囲の中で他にどの文が重要かは授業で先生が示します。教科書の中の基本文は、必ず覚えましょう。
ほとんどの教科書では、巻末に基本文を集めたページがあります。試験範囲にプラスしてこれまでの基本文も合わせて復習しておくとGOOD。
教科書やワークで出会った英文で、これは覚えておきたいなと思った英文を自分なりに暗唱例文集としてまとめることができると理想的です。
また、まとめられた教材をうまく利用することも大切です。時短になります。
例えば、ほとんどの2年生は1学期の定期テストで「不定詞」が範囲に入っていると思います。
このサイトの検索窓に「不定詞」と入力して検索してみてください。下のような暗唱例文が見つかるはずです。このように単元の文法の暗唱例文を正確に覚えることは、効率的で有効なテスト対策と言えるでしょう。
<「英借文(えいしゃくぶん)」という便利な手法>
覚えた例文の一部の語句を入れ替えて文章をつくることを「英借文」と言います。
元の英文が正しいものであれば、一部の語句を入れ替える方法で文をつくることで間違った英文になるリスクが大きく軽減されます。
暗唱例文をたくさん覚えておけば、それだけ素早くかつ正確に英語で表現することができます。
一から文を組み立てるやり方に比べると圧倒的に速く話したり書いたりすることができるようになります。
最高峰の英語力を駆使して活躍している通訳の方々も、多くの人が「英借文」の手法を取り入れています。
あなたも「英借文」で一段上の英語力を手に入れましょう。
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