
シネマトバトル・ワールド・コンテスト(CWC)の協力者探し・教材の素材収集・命の洗濯を主な目的とした約2週間のアジア1人旅の記録です。前半はベトナム中部のダナン・ホイアン・フエ、後半はタイのバンコク。
20代の頃にホーチミンを訪れて以来の訪越、中部地方は初訪問。今年もお便りを頂ければリアルタイムでブログに反映します。
<素材収集の視点>
・旅の中で教材化につながるような素材を収集する。
・写真はフォトランゲージとして、雑貨や工芸品はモノランゲージとして教材化する。
・異国の不思議や感動を子どもに伝え、子どもの興味関心をグローバライズする。
・考える足掛かり、気づくための足掛かりになるような教材を意識する。
1.本日の日記、2.旅のスナップ、3.旅メモ、の3項目でお届けします。
ご質問などございましたらお気軽に記事下のフォームよりどうぞ。
1.本日の日記 *活動・感想・気づき*
バスターミナルで「チャチューンサオ」行きの乗車券を買う
「ピンクガネーシャ」の名は、いろいろな人から何度も耳にしていた。
巨大で迫力があり、願いを3倍速で叶えてくれるという噂もある不思議な存在らしい。
明日は終日予定が入っていない。よし行ってみよう。
最寄りは「チャチューンサオ・バスターミナル」。そこからソンテウやタクシーで寺院へ向かうのが定番ルートらしい。
早速、明日のチケットを確保すべく、Grabで配車バイクに乗り込み、風を切って5分。目指すはチャトチャックのバスターミナル。
バスターミナルは、ワチラベンチャタート州立公園の西側に位置している。ちなみに、この公園には「バンコク蝶の庭と昆虫館」(อุทยานผีเสื้อและแมลง กรุงเทพฯ)もあるそうで、そちらも気になるところだ。
到着したバスターミナルの建物は大きく、オレンジ色の屋根の下に「BANGKOK BUS TERMINAL (CHATUCHAKU)」の文字。正面玄関の前のフラッグポールに国旗がなびいている。
「ここだな」と足を踏み入れたものの、係員に首を振られ、道路向かいを指さされた。
半信半疑で道路を渡り、少し南に歩くと、目的の建物らしきものが見えてきた。だが、入口付近に「Ticket Building A・B・C・D」と書かれた看板が。どこに行けばいいのか皆目見当がつかない。
とにかく入ってみよう。最初のドアを押し開け、最初に目が合ったおじさんに「チャチューンサオ!」と呪文のように唱えてみた。すると彼は、指で丸を作り「スィー」と返してくれた。なるほどC棟ってことか。
探し当てたC棟の中に入るとこれまたカウンターがいくつも並んでいる。
1人のおばさんが手招きをしてきた。近づいて「Where can I buy a ticket to チャチューンサオ?」と尋ねると、彼女は朗らかに笑い「No.16!」と叫んで端っこのカウンタを指さした。
言われるがままに16のカウンターへ行き、もう一度「チャチューンサオ」の呪文を唱える。
すると担当のおばさんは慣れた手つきでキーボードをカタカタと叩き、不意に画面をこちらに向けて「Name, Telephone」と促した。
名前と電話番号を指示通り入力すると、次の画面に。またタイ語と数字だけが並んでいる。日付、時刻、そして右端に「120」の数字。おそらく料金だろう。
「06:30」にチェックを入れる。
すると今度は座席表。窓際を指さすと、おばさんは静かに頷いた。
バーツ札を差し出し、受け取ったのは1枚のチケット。やはりタイ語のみ。印字された「17/08/2568 06:30」の文字を眺める。タイ仏暦は少しややこしいが、どうやら明日の朝6時半発を確保できたらしい。
ターミナルを出ると、タクシーが停まっていた。運転手に近づき、「Chatuchak Market」と告げながら、20バーツ札を2枚差し出す。男はOKと頷き、車を走らせた。
なんとかバスのチケットを手にした安心感と、明日への期待を胸に、再び週末市場の迷宮へと足を向ける。
チャトチャック・ウィークエンドマーケット再訪
1年ぶりのチャトチャック・ウィークエンドマーケット。
巨大迷宮のような空間に足を踏み入れた瞬間、懐かしさと同時に、また道に迷うだろうなという予感。
案の定、に歩き始めて5分も経たないうちに、細い通路は次々と枝分かれし、気がつけば「ここはさっきも通った?」と既視感に襲われる。結局、毎回迷うのだからと半ば諦めながら歩を進める。
今回は、ペットエリアを中心に散策することに。ここは動物園さながらに本当にいろいろなものを見ることができる。
ウサギがのんびりと牧草をかじり、さらに奥にはリス、ハリネズミ、そして子ブタまで。まるで小さな動物園だ。
子ブタは可愛い。ブタってこんなに可愛いものなのか。どんな生き物でも子どもは可愛いものなのかも…。じゃあ、トンボの子どもは?いろいろな考えが頭をよぎる。
いろいろ考えながらうわの空で歩いていると、ゴキブリが売られている!
一瞬息をのんだが、爬虫類の食事になるのだと知り、妙に納得。ここでは自然の生態系までがリアルに感じられる。
蛇やトカゲなどの爬虫類もずらりと並ぶ。ガラスケースの中でとぐろを巻く大蛇、光沢を放つトカゲ。
ひときわ目を引いたのは、小さなプラスチックケースに入った無数のクモだ。これ逃げ出したらどうなる?と想像すると背筋がぞくりとした。
金魚の店もかなりの数あった。透明な袋に入れられた金魚が、光を受けてキラキラと輝く。それを熱心に見比べる人々の姿は、どこか縁日の金魚すくいを連想させる。
小さな動物たちも姿を見せる。ふわふわとした毛並み、つぶらな瞳。
まるで一日動物園にいたかのような気分になる。動物園以上に「近さ」や「生の迫力」を味わえる場所かもしれない。
商売と生活の匂いが入り混じったこのマーケットだからこそ、動物たちの存在もまた「展示物」ではなく日常の一部として感じられるのだろう。
チャトチャックは大きすぎて、到底すべてを見ることなどできない。でも、歩けば歩くほど新しい発見があり、毎回驚くことになる。
ペットエリアを抜けると雑貨のエリア。そこは一転して人々の笑い声や値段交渉の声が飛び交う。
通路の両脇には、アジアらしい手作り雑貨が並ぶ。カラフルな布で作られたポーチやバッグ、独特の模様が施された木彫りの置物。どのショップも小さなギャラリーのようで、見事な手仕事に思わず立ち止まる。「これ、本当に全部手作り?」と疑いたくなるような精巧な細工に出会うことも。
古着やTシャツを売る店も多い。タイらしいゾウの柄や、ちょっとユーモラスな英語フレーズがプリントされたものなどは定番だ。デザインは多種多様で若者たちは鏡の前で笑い合いながら試着を楽しんでいる。
2.旅のスナップ *本日撮影した写真から*
◆阿斗を抱え敵陣を突破する趙雲子龍のフィギュア<The figure of Zhao Yun (Zilong) breaking through enemy lines>
バンスー・ジャンクションは、バンコクらしいヴィンテージ・ショッピングが楽しめる穴場スポット。
今回、最高にリアルでクールな逸品を発見。趙雲子龍の大型フィギュア。
趙雲は「一騎当千の名将」として知られ、三国志演義では長坂坡の戦いで劉備の息子・阿斗を救い出した逸話が有名ですが、その場面を描いたフィギュア。関羽と黄忠のフィギュアもありました。三国志ファンは必見。
3.旅メモ *今後また同じ場所を旅する自分や誰かのために*
○バンスー・ジャンクション<Bangsue Junction>
所在地: 511 Kamphaeng Phet 2 Rd, Chatuchak, Bangkok 10900
アクセス:MRTブルーラインのカンペンペット駅からすぐ。チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットに隣接。
バンスー・ジャンクションは、バンコク・チャトゥチャックエリアにある個性的なショッピングモール。建物は6階建てで、屋内は冷房が効いた快適な空間となっており、ゆっくりとショッピングを楽しむことができます。
このモールの大きな特徴は、ヴィンテージやセカンドハンドの商品に特化している点です。
古着やリメイク衣料、スポーツジャージ、ミリタリーアイテムから、アンティーク家具や雑貨、小物まで幅広く取り揃えている。「お宝探し」ができるユニークな空間として若者からコレクターまで訪れる人を惹きつけます。
また、価格帯は比較的手頃で、100バーツ前後から購入できる商品も多い。一方で、ブランド品や希少アイテムは相応の価格が付けられており、本格的なコレクション探しにも対応しています。
最上階のフードコートもキャッシュOKで安価、気軽に利用できます。
ただ、テーブルに食べ物やドリンクを置いたまま離席すると一瞬の隙に片付けられる可能性あり、要注意!仕事が早い…。
4.ご質問・ご感想 *リアルタイムで届きます*
可能な範囲でご質問にお答えさせて頂きます。個人情報等は、公開されません。