英語のオリジナル4コママンガをつくろう!
この教材は、英語でプロンプトを記述して4コママンガを作成させるものです。
生徒は、4コママンガ生成用の基本プロントを使い、各コマでの登場人物の動きやセリフを英語で記述しながら4コママンガの作成を楽しみます。
具体的には、「作風スタイル」を選び、各コマの Action(動き)・Dialogue(発言)・Background(背景)・Setting(設定) を自由に考えて記述します。完成したプロンプトをChatGPTに貼り付けてボタンを押せば、オリジナル4コママンガの完成です。
記述の条件として、任意のターゲット文法や構文を指定して、それらを使った英作文に奮闘しながらマンガのストーリーづくりを楽しむことがねらいです。
自分で作文する場面に加えて、お互いの作品を交流する際にもたくさんの英文に触れることができるでしょう。
マンガをつくること自体がクリエイティブでエキサイティングな作業なので英作文に対するモチベーションアップが期待できます。
一旦やり方が解れば家庭でも自発的に何度もチャレンジするようになるでしょう。
「私はマンガ家」の教材イメージ
QRコードは本ページのコピペ用プロンプトの箇所にリンクさせています。
QRコードは本ページのコピペ用プロンプトの箇所にリンクさせています。
「私はマンガ家」の教材データ
<活動規模> 小規模
<対象学年> 中学1,2,3年生
<所要時間> 1時間~2時間
<活動の流れ>
①導入
②AIを利用した4コママンガ作成方法の説明
③ストーリー作成
④プロンプト作成
⑤4コママンガ生成
⑥作品交流
⑦まとめ
ここで示した流れは大枠になりますが、実際の流し方は複数考えられます。地域や学校のIAの活用状況によって活動の範囲も大きく異なるでしょう。
すでに生徒全員が自由にAIの利用が可能な状況であれば、個人でマンガを作成して、お互いの作品を交流することも可能です。ロイロノートがあれば生徒の作品を提出させ、一定時間を設けて自由にお互いの作品を鑑賞させることもできるでしょう。投票させて、グランプリを選出するなどすれば一層盛り上がるでしょう。
グループごとの共同作業で作品を仕上げる流れも悪くありません。グループごとにアイデアを出し合って1つの「4コママンガ設計図」を完成させ、それを教師がリアルタイムでChatGPTにマンガ生成させるやり方も臨場感があります。グループ対抗の4コママンガ王者決定戦みたいなノリも面白いでしょう。ただ、共同作業では、協力の喜びや楽しさが大きい反面、作業量や貢献度に差が生じやすいデメリットもあります。
別の方法として、全員に「4コママンガ設計図」を書かせ、その後グループ内で設計図のみの予選を行いグループ代表を選出する方法もあります。その後、生成されたグループごとの4コママンガでグランプリを決します。この方法なら、少なくとも自分でひとつの設計図(プロンプト)を完成させることになります。授業で画像化できなかったとしても、家庭で自分が作成したプロンプトを画像化することができます。やはり、ロイロノートで提出させて互いに鑑賞することが可能になります。
というわけで、生徒の実態、学校の実情に応じて最適な活動の流しを考えてください。
<おすすめポイント>
●マンガ作成は視覚的かつクリエイティブな活動であるため、英作文への苦手意識を軽減し、学習モチベーションを引き上げる。
●作風スタイルやシチュエーションを自由に設定でき、毎回違った物語を創作可能。自由度が高く、繰り返し使える。一度やり方を理解すれば、授業だけでなく家庭学習でも自発的に何度もチャレンジするようになるなど、反復性が期待できる。
●作ったマンガをクラス内で見せ合ったり、意見交換することで、他者の多様な英文や表現方法に触れることができる。これにより、単なる自己完結型の作文ではなく、相互的な学びの機会が生まれます。掲示も有効。
●いろいろな文法や構文をターゲットとして設定することが可能。使いまわせる。
●AIの活用により短時間で高品質なマンガ作成が可能。英語学習とICT教育を融合させた授業展開の可能性が広がる。
「作風スタイル」と「コマ設定」について<授業での説明用>
授業中、ディスプレイやスクリーンに映して説明する際にご使用ください。
まず、「作風スタイル」の説明です。
あなたの4コママンガをどんな雰囲気のイラストで描くのか指定します。
プロンプト中の赤字部分<Watercolor-style>を以下のいずれかに置き換えることで作風スタイルを変更できます。
★アニメ・漫画系スタイル
Ghibli-inspired-style(人気のジブリ風)
Shōnen-style(少年ジャンプ系)
★絵本・児童書系スタイル
Storybook-style(海外絵本風、柔らかい線と淡い色)
★モダン・アート系スタイル
PopArt-style(鮮やかで派手な色彩、アメコミ風)
★海外アニメ系スタイル
Pixar-inspired-style(立体感があるCG風)
★リアル系スタイル
Photorealistic-style(写実的で精密)
実は、これ以外にもいろいろなスタイルがあるので興味がある人は自分で調べてみよう!
作風スタイルを書き変えるだけで随分とイラストの雰囲気が変わります。
プロンプトが仕上がったら気になる作風スタイルをいくつか試してみると楽しいですよ。
次に、「コマ設定」の説明です。
1から4のそれぞれのコマについて、Action(動き)・Dialogue(発言)・Background(背景)・Setting(設定) の4項目に分けて記述します。
Action(動き)… 登場人物がどんな動きをしているのか記述します。
Dialogue(発言)… 登場人物がどんな発言をしているか記述します。
Background(背景)… 背景をどう描くか記述します。
Setting(設定)… その他、コマに描いてほしい内容を記述します。
「No specification」や「Freestyle」を使ってAIにお任せもOK
最後に、コピペ用のプロンプトです。
<4コママンガ・基本プロンプト>コピー&ペースト用
赤枠のなかのプロントを全部コピーして自分のメモ帳などに貼り付けて編集しましょう。
最低限、★★部分のみ記述すれば4コママンガの作成は可能です。
Create a 4-panel comic in a Watercolor-style.
Canvas size: 1024×1536
Font: Patrick Hand for all speech bubbles.
Panel Layout:
-4 panels arranged in a 2×2 grid. Strictly follow the instruction.
-Uniform 10px inner margins inside each panel.
-2px solid black borders for all panels.
-20px white spacing between panels horizontally and vertically.
-Include panel numbers ①, ②, ③, ④ inside each panel.
-Make sure each panel has clean composition with balanced framing.
Panel-1
Action:★★
Dialogue:★★
Background: No specification.
Setting: No specification.
Panel-2
Action:★★
Dialogue:★★
Background: No specification.
Setting: No specification.
Panel-3
Action:★★
Dialogue:★★
Background: No specification.
Setting: No specification.
Panel-4
Action:★★
Dialogue:★★
Background: No specification.
Setting: No specification.
他にここ<授業での説明用>に示してほしい説明があればお知らせください。
教材ダウンロード DOWNLOAD
『私はマンガ家』<導入用ワークシート>をダウンロードする〔PDF〕
『私はマンガ家』<4コママンガ設計図>をダウンロードする〔PDF〕
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