書いて楽しい聞いて楽しい「夢のロボット」エッセー・コンテスト
全校あるいは学年で統一したテーマを設定して競うエッセーコンテストの紹介です。
創造する喜び、表現する喜びを感じられる活動です。身近で取り組みやすいテーマを設定することで、生徒の創作意欲を引き出します。
大規模校になると学年間の連絡調整により多くの時間やエネルギーを要しますが、大規模校であれば全校でなく学年単独での実施であっても十分に盛り上がるでしょう。
身近で取り組みやすいテーマを設定することがポイントです。生徒の創作意欲も高まります。これまでに、「夢のロボット」、「夢の乗り物」、「夢の家電」などをテーマにしましたがいずれの年もたくさんの意欲作が集まりました。テーマは共通であっても、学年ごとに必ず使用しなければならない文法を指定することで、その学年で学んだ文法事項の復習の機会とします。
冬季の実施をおすすめする理由は、1年生が助動詞canをすでに学んでいるこの頃には、使える一般動詞の数もある程度に増えており、1年生でも短めのエッセーに挑戦できるレベルに達するためです。3年生も関係代名詞を終えているタイミングであり、ロボットなどの機能を説明する十分な力がついていると言えるでしょう。
優良作品を冊子にまとめるなどのプランがある場合には、2学期末に作品を提出させることで冬休みを活用することでスキャニングなどの作業に時間的余裕を持たせることができるでしょう。
また、エッセーを冬休みの課題にするのも一案です。そうすることで生徒は構想にじっくり時間をかけることができます。
授業時数の関係でそこまでの時間が割けない場合でも、審査等なしの「私はロボット博士」で夢のロボットのエッセーを書くだけでも楽しめます。
「書く」・「話す(スピーチ)」のパフォーマンス・テストとしても活用できます。
「夢のロボット」エッセーコンテストのポスター
<ポスター>
生徒配布用ポスターについては、費用面でカラー印刷が厳しいかもしれません。イベント感を演出するために校内掲示用ポスターは拡大印刷して掲示したいところです。
生徒作品のイメージと作品管理の方法
生徒数の多い場合は、整理番号を書かせると作品を管理しやすくなります。
西暦の下2桁・所属学年2桁とクラス2桁・出席番号2桁をハイフン(-)で結んだ8桁の整理番号がおすすめです。
例えば、2020年度の3年5組33番の生徒の整理番号は、「2003-0533」となります。
画像データのファイル名をこの整理番号で管理すると、年度・学年・クラス・出席番号順に並ぶので提出済みかのチェックもしやすくなります。
「夢のロボット」エッセー・コンテストの活動データ
<活動規模>大きい
<対象学年>全学年(どの学年でも実施可能)
<所要時間>6~10時間程度(発表まで含めて)
<準備の労力>大きい
<動静の程度>盛り上がる
<おすすめポイント>
●自分のアイデアを表現する喜びを感じることにより創作意欲・学習意欲が高まる
●全員のエッセーを掲示するなどして互いの作品を鑑賞できるようにすることで生徒間の会話が豊かになる
●ペアやグループで作品を交流することで「聞く」練習や「読む」練習の場面も設定することができる
下記が要項の例になります。必要に応じて変更してください。
★応募要項★
●対象学年:全学年
●主 題:夢のロボット(My Dream Robot)
●応募期限:○月○日(○)迄
●作文方法:専用紙にボールペンで記入する
あとで印刷する場合は、ボールペンで清書させる方が無難です。
鉛筆などは薄くてきれいに印刷できない場合があります。
★作文条件★
●1年生:「can」を2回以上用いる
●2年生:「不定詞」又は「比較」を用いる
●3年生:「受け身」又は「関係代名詞」を用いる
●共 通:英文は5文以上、カラーイラスト付き
★審査及び賞★
●最優秀賞(1名) 優秀賞(2名)を英語科が選出する
●学校長賞(2名)を○○校長先生が選出する
●ALT特別賞(4名)を○○先生が選出する
●マイスター賞(2名)を○○マイスターが選出する
●技術科主任賞(2名)を○○先生が選出する
●生徒グランプリ(1名)を全生徒で投票・選出する
活動の流れとバリエーション
活動の流れ
●ポスターを使って企画内容・実施要項を説明する
●ノートにアイデア・英文・イラストなどを下書きさせる(一定の期間を設定して時間を確保する)
●下書き用紙に下書きさせる(一定の期間を設定して時間を確保する)
●まとめてALTに文法チェックをしてもらう
●清書用紙に清書させる
●ペアやグループで作品を交流する
●スキャナーでスキャンして冊子にまとめる
・白黒であればコピー機の両面印刷で対応可
・縮小して1ページに2人分4人分とレイアウトする場合は、作品をスキャンしてデータ化します
・vixのアルバム印刷機能を使うと簡単に1ページに数名分を含めて印刷できます
●審査員に作品を審査してもらい、受賞者を決定する
●受賞者を発表する
活動のバリエーション及び発展性
●全校実施が不可能な場合、任意の学年で実施することも可能
●生徒のレベルや教員体制によってエッセー用紙の大きさ(文章の長さ)を調節する
●作品集として冊子にまとめると思い出に残る
●クラスごとに発表会を実施してもおもしろい
●ポスターを掲示したり、通信でコンテストの話題を取り上げるなどしてイベント的な雰囲気を演出する
●相互に気に入った作品に投票し合う
「イイねシール」の記事もご覧ください。
作品を一冊の作品集にまとめる
生徒の作品を作品集として冊子にまとめると、教室で互いの作品をゆっくり見たり、次年度の生徒が参考にしたりすることが可能になります。
表紙にレザック紙など厚手の用紙を使うと見栄えや質感が良くなります。
表紙テンプレートのデータも用意していますのでご利用ください。
ViXなどの画像ビューワーソフトを利用すれば印刷も比較的簡単にできます。
冊子の作り方は別記事にて紹介しています。合わせてご覧ください。
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