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勉強前や休憩中に体を動かしますか
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軽い運動で記憶力が向上する

10分程度の軽い運動により脳が刺激されて記憶力が向上することが最近の研究(▽注1)で明らかになっています。 勉強中は同じ姿勢を続けることが多く血流が滞りがちになります。軽い運動で脳への血流が改善されると考えられます。 「記憶」には脳の中央にある海馬という部位が深く関係していることはよく知られています。海馬は外部からの情報を整理したり「記憶」したりする部位です。 情報は、大脳皮質から海馬に入力され、海馬内でいくつかの領域を伝わり、再び大脳皮質へ出力されます。この作業によって情報が「記憶」として脳に刻まれるのです。 脳には1000億もの神経細胞がネットワークを形成して情報を処理しています。脳の神経細胞は増加することがないと考えられてきましたが、最近、運動により新しい神経細胞が生まれることがわかってきました。 つまり、運動によって新しく生まれた神経細胞が神経細胞ネットワークを強化して記憶に関する能力がアップするのです。勉強を始める前や休憩中などに散歩や体操などの軽い運動を取り入れれば、学習効率のアップが期待できます。 ▽注1 →筑波大学の征矢英昭(そや ひであき)教授らの共同研究グループが科学論文誌「PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)」(アメリカ)で論文を公開。
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