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【旅景】少年とバンコクの人魚姫たち〔タイ/バンコク〕<Kids>
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まるで泳いでいるような人魚姫の大群

少年とバンコクの人魚姫たち〔タイ/バンコク〕

タイの寛容な国民性は、長年にわたって根付いてきた仏教の教えに大きく影響を受けていると言えるだろう。

タイの人々は、「マイペンライ」(大丈夫、気にしない)という精神を大切にし、他者を受け入れる姿勢を自然と身につけている。そのためか、タイはLGBTQ+に対しても非常に寛容な国として知られており、性の多様性に対する偏見や差別が他の国と比べてとても少ない。

レディーボーイと呼ばれるトランスジェンダーの方々も社会の一員として広く受け入れられ、職場やエンターテインメント業界で活躍している。

そんなタイの文化を象徴するかのような光景に、出会った。

写真に写るのは、週末市場で売られていた小さくて愛らしい人魚姫たちの人形。カラフルなデザインと愛らしい表情が印象的で、大量の人形が並んだ様子は、スタジオジブリの映画「崖の上のポニョ」のワンシーンを回想させる。露店に並ぶ人魚姫たちは、まるで水の中で遊んでいるかのような雰囲気を醸し出していた。

私がその光景を写真に収めようとしたとき、一人の男の子が人魚姫のフィギュアを手に取り、大切そうに抱えていった。その様子はとても微笑ましく、彼の目には純粋な喜びが溢れていた。男の子が何の躊躇もなく人魚姫を選ぶ姿に、タイの文化が持つ寛容さと、ジェンダーに対する自由な考え方が表れているように感じた。

この光景を目にして、私はアメリカの映画製作者であるウィリスさんが投稿したある動画を思い出した。

動画の中でウィリスさんの息子が欲しがったのは、まさに人魚姫の人形だったが、ちょっとした問題が起こる。息子が「人魚姫の人形で遊ぶ自分を、周囲の人が奇異な目で見てくる」と父親に訴えたのだ。

これを聞いたウィリスさんは、息子のために人魚姫の人形を購入し、その後FACEBOOKに動画を投稿した。

彼は「ぼくは息子たちのやりたいようにやらせてあげるんだ!」と叫ぶ。その力強いメッセージは、多くの人々の心を打ち、大きな共感を呼んだ。動画は瞬く間に拡散され、再生回数は驚異の2400万回を超え、世界中から温かいコメントが寄せられたのだ。

その動画で何より印象的だったのは、ウィリスさんの子どもが見せた、生き生きとした笑顔だった。彼の笑顔は、好きなものを自由に選び、自分の思うままに遊ぶことの喜びを象徴していた。たった一つの人形が、子どもにこれほどの幸福をもたらすのだと実感させられる瞬間だった。

「男だから」、「女だから」という固定観念にとらわれる時代は、確実に終焉を迎えつつある。好きなものを自由に選び、それを周囲が当たり前のこととして受け入れる世界が、少しずつ広がっているのかもしれない。

タイの週末市場で出会った人魚姫の人形を見ながら、私はそんな未来を想像し、温かい気持ちになった。

ウィリスさんの動画はコチラ
https://buzzmag.jp/archives/35706

少年とバンコクの人魚姫たち〔タイ/バンコク〕<Kids>

キッズのみなさんへ

<Kids>はキッズと読むよ。「子ども」という意味。大人の文章はちょっと固くて読みにくいよね。<Kids>の表示がある文章は、小学生や中学生でも読みやすい文章にしているよ。これからキッズのみんなに読んでほしい記事をたくさん書こうと思ってるからときどき遊びに来てね。検索窓に<Kids>または<キッズ>と入れてキッズ向けの記事を探してね。くまの先生より

みんなは「マイペンライ」って言葉を聞いたことあるかな?

これはタイの人たちがよく使う言葉で、「大丈夫、気にしないよ!」っていう意味なんだ。タイの人たちはとっても優しくて、みんなを自然に受け入れる気持ちを大切にしているんだよ。

そんなタイでは、男の子でも女の子でも、自分の好きなものを自由に選べる文化が根付いているんだ。たとえば、「レディーボーイ」と呼ばれるトランスジェンダーの人たちも社会で活躍しているし、LGBTQ+の人たちに対する偏見も他の国と比べるとずっと少ないんだって!

そんなタイで、ぼくはちょっと素敵な場面に出会ったんだ。

ある週末市場で、カラフルでかわいい「人魚姫の人形」がたくさん並んでいたんだよ!まるで人魚たちが水の中で楽しそうに泳いでいるみたいに見えたよ。

その光景は、まるでジブリ映画『崖の上のポニョ』の世界みたいだった。どのシーンかわかるかな?

ぼくが写真を撮ろうとしたとき、小さな男の子が人魚姫の人形を手に取って、まるで宝物みたいに抱きしめたんだ。その姿がとっても微笑ましくて、「この子は本当に人魚姫が好きなんだなぁ」と思ったよ。うまく言えないけど、男の子が何の迷いもなく自分の好きなものを選ぶ姿を見て、「これがタイの寛容な文化なんだな」って実感したんだ。

この光景を見て、ぼくはアメリカの映画監督・ウィリスさんが投稿したある動画を思い出した。

ウィリスさんの息子も人魚姫の人形を欲しがったんだけど、「周りの人が変な目で見てくる」と気にしていたんだって。すると、お父さんは息子のために人魚姫の人形を買ってあげて、その様子をFacebookに投稿したんだ。

「ぼくは息子たちのやりたいことを応援するんだ!」

お父さんの力強いメッセージは世界中の人の心を打ち、その動画はなんと2400万回以上も再生されたんだって!たくさんの人が「好きなものを自由に選べることって大切だよね」と共感したんだ。

そして何より印象的だったのは、ウィリスさんの息子が見せた最高の笑顔!自分の好きなものを選んで、思いっきり楽しむことが、こんなに大きな喜びにつながるんだなぁと思ったよ。

「男の子だから」、「女の子だから」と決めつける時代は、もう終わったのかもしれないね。

タイの市場で見たかわいい人魚姫の人形と、それを大切に抱えた男の子の姿を思い出しながら、ぼくは「未来はもっと自由で楽しくなるんだ!」って、なんだか温かい気持ちになったよ。

みんなはどう思うかな?

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