英語の授業では英語のエッセーやスピーチを書く機会がたくさんあります。
読み手や聞き手を意識した英語エッセー&スピーチのポイントをチェックして上手な書き方をマスターしましょう。
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1.文章全体の構成を意識する
英語のスピーチやエッセーの構成については「3部構成」がおすすめです。
短い文章も長い文章も、この3部構成で書くことができます。
「3部構成」3つのパート=①Opening(序論) ②Body(本論) ③Closing(結論)
アイデアを整理するときにはマインドマップが便利です。
自分が書きたいテーマに関連のあるテーマをマッピングしながらたくさん書き出し、扱うトピックを取捨選択して整理します。
2.Opening・Body・Closingのそれぞれで何を伝えるか
<Opening>(序論)
Openingは、本題に入る前の「つかみ」にあたります。
自己紹介、今日の話題、どんなことを語るのか、また何のために語るのかといったことを述べます。
あいさつが必要であれば、“Hello, everyone.”で十分です。“Thank you for giving me this chance.”と続けられれば文句なしです。
表情も大事な要素になります。スピーチであれば、笑顔で始めましょう。
Openingは相手の注意や関心を引くための大事な部分です。
特に、冒頭部分を工夫することで、相手の興味を引き出したいところです。
何か相手が驚くような数字や事実を提示したり、疑問を投げかける形でスタートする手法などがよく使われます。
Point② 聞き手の興味を引くための工夫をほどこす
<Body>(本論)
結論を支える理由や根拠を具体的に示します。
読み手が話の流れをつかみやすいように、First(最初に),Second(二番目に),Finally(最後に)といった言葉をうまく使いましょう。
Point② 結論に対する理由・根拠を示す
<Closing>(結論)
In short, ~.(つまり、~です。)と簡潔に全体をふり返ります。
そして、結論を再度示す。最後は、Thank you for listening.
Point② 聞き手に対する感謝の気持ちを示す
3.完成した作品を推敲してより良い作品に仕上げる
エッセー(スピーチ)が完成したら、①テーマにそったスピーチになっているか(関係のない話が含まれていないか)、②聞き手にとってわかりにくい部分がないか、③文法や単語のスペリングにミスがないかを再度チェックしましょう。
友だちとお互いにチェックし合うのもいい方法です。
推敲にもコツがあります。①少し時間をおいて読んでみる、②黙読でなく声に出して読んでみる、③友だちに読んでもらう、などすると新しい気づきが出てくることもあります。
推敲で、作品に磨きをかけましょう。
よく使われる便利な表現
Opening (序論)
Let me introduce myself.
自己紹介します。
I will (am going to) tell you about ~.
今日は~について話したいと思います。
Today, I'd like to tell you about ~.
今日は~について話したいと思います。
My speech today is about ~.
今日は~について話したいと思います。
Body (本論)
First, let’s look at ~.
まず~について見てみましょう。
I’d like to give you 3 reasons for this.
これに対する3つの理由を述べます。
You can find(see) that ~.
あなたは~ということに気づくでしょう。
However, ~.
しかしながら~です。
In addition ~.
それに加えて~です。
Closing (結論)
In conclusion, ~. / To conclude, ~.
結論としては、~です。
Thank you for listening.
ご清聴いただき、ありがとうございました。
Thank you so much for your attention.
ご清聴いただき、ありがとうございました。