警察の質問に対して「私は犯人ではない」ことを主張する活動〔過去進行形〕

B!

過去進行形を使って昨夜のアリバイを説明する活動

「私はシリーズ」新作です。過去進行形を使って自分のアリバイを説明する活動「昨夜のアリバイを説明しよう」のリメーク版になります。

昨夜の9:00頃に自分がどこで何をしていたのかを警察が質問して、「私はその時~していました」とアリバイを主張するものです。

章末の活動として想定しています。

生徒が喜んで参加する活動なので、お祭りにならないように気をつけます。

「What were you doing last night?」(昨夜は何をしていましたか。)をメインの質問としています。

場面設定では「9時頃」という時間まで入っていますので、ここを厳密にたずねる場合は「What were you doing around 9 o'clock last night?」としてもOKです。

「私は犯人ではない」の教材イメージ

警察との会話を楽しむ活動。

活動の流れとポイント

<活動の流れ>

まず警察の質問を正しく選んで書き写す。そして、英語で自分のアリバイを書く。
(特に3つめの質問に答える際に、「過去進行形」の形<be動詞過去形+~ing>を意識させる)

全体活動でアリバイをたずね合う。
(5分程度で3名以上と会話させる。必ず、警察役と容疑者役の両方をさせる。)

友だちのアリバイを発表し合う(ペア・グループ内・全体で)。
(主語によってbe動詞が変化することを押さえる)

報告会議と銘打って、数名の容疑者のアリバイを交流、または発表させます。グループ内やペアで報告会(Mika was taking a bath then. Taro was reading a book then.)をさせてもOK。

ロイロノートなどのアプリでアリバイの一覧をディスプレイに映し出してまとめをすることも考えられます。

<活動のポイント>

警察の質問を3つ用意しています。

警察の質問を確認しながら「be動詞の過去形」と「過去進行形」をおさらいしましょう。

Were you wearing a yellow shirt last night?

過去進行形のclosed questionから始まります。まず、過去進行形がbe動詞の文の一種で疑問文の答え方がbe動詞のそれと同じことを確認します。

Where were you last night?

疑問詞のついた疑問文。I was at home.やI was in the book store.と答える。
ここで、be動詞の過去形was,wereを確認します。

What were you doing last night?

活動のメインになる部分なので、1文ではなく、2文か3文で答えるように声かけをします。

I was sleeping.であれば、I was very tired.などと理由をつける。
I was eating dinner.であればI was eating dinner with my family.とより詳しく書けるように声かけを。

また、この場合、自分の容疑を晴らすことにつながるような発言が思判表で求められる「適切さ」となります。「自分が犯人ではないことを上手にアピールしよう」と声をかけましょう。

中には、I was watchig TV with my brother. You can ask him.やI was with my parents. Please ask them.などと付け加える生徒も出てきます。

1,2学期に学習した命令文や助動詞canなども、ここで適切に使えていたらふり返りで取り上げて全体で共有したいところです。Good job!と褒めながら。

<バリエーション及び発展性>

寸劇を作らせ発表させてもおもしろい。その際、裕次郎サングラスや刑事コロンボのトレンチコートを準備すると盛り上がる。

全員のアリバイを模造紙に書かせて掲示する。

ロイロノートなどのアプリでアリバイの一覧をディスプレイに写しだす。

「シャーロックホームズの冒険」など、探偵ものの本やドラマを紹介することもできます。

教材ダウンロード DOWNLOAD

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