BECS/SQS/暗唱例文の活用方法
英語学習において単語・熟語・基本文(暗唱例文)の暗記は、面倒でも時間をかけてじっくりていねいに取り組むべき部分です。ここでは「必ず役に立つ暗唱例文」シリーズとして文法ごとに覚えておくべき例文をまとめています。
暗唱例文を正確に覚えることには大きなメリットがあります。
①文法をそのまま自分のものにできる
細かい語形や語順も文で覚えるとシンプルで効率的。
②英作文におけるミスが大幅に減る
正しい英文の一部を入れ替えて作文する手法「英借文」はミスのリスクが低い。
暗唱例文は、最終的に何も見ずにスラスラと諳んじることができるようになるまで練習します。
①から⑤までを段階的に進めましょう。
①英文を読んで意味がわかる。
例文中のすべての単語の意味と機能がわかる状態です。なんとなくわかる状態では不十分。
②すべての英文を声を出して読める。
Quizletで発音を確認することができます。
③日本語を見て、1分ですべての英文を言える。
基本はプリントで答えを隠しながら何度も自己テストをしましょう。
古典的ですが最も効率的。Quizletの単語カード機能も便利です。環境が許せばQuizletを活用する。
④日本語を見て、3分ですべての英文を書ける。
基本はプリントで答えを隠しながら何度も自己テストをしましょう。
古典的ですが最も効率的。Quizletも使えますが、作文は実際に紙に書く方がベターです。
⑤覚えた暗唱例文の一部の語をアレンジして「英借文」のトレーニングをする。
自分が暗唱した英文の広がりを確かめる。文中の名詞や動詞を他の語に置き換えて文を作ってみる。
例えば、「I want to be a teacher in the future.」の中の「a teacher」を自分が将来になりたい職業に置き換えて書いてみるなどする。
自分が覚えている例文の一部を他の語に置き換えて作文する手法を「英借文」と呼びます。
正しい例文を覚えて部分的に任意の語に置きかえるやり方なので、ミスのリスクが減って素早く正しい英語で表現できるようになります。