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「英語ことわざ」で中学校最後の英語の授業を締めくくる
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3年生の最後の授業の扱い

今日、3年生の最後の授業がありました。

中学校3年間の締めくくりである英語のラストレッスンをどう扱うかは毎年悩むところです。

今年度は、私は「英語のことわざ」を材料にしつつ中学英文法を振り返る授業に決め、昨夜パワーポイントにことわざをまとめて今日の授業に備えました。

ことわざは、24個に絞り込み、文法別に並べかえました。

先に英語のことわざを提示して、それが意味する日本語のことわざを生徒に推測させる流れにしました。その中で、文法を総おさらいします。

そして、最後に3つの言葉を贈り、授業を締めくくり。

卒業生が書いてくれる授業の感想やメッセージはいつも嬉しいものですが、今回メッセージ以上に嬉しかったのは、予想外にも授業が終わったときに拍手がいただけたことです。

「英語ことわざ」の効用、メリット

今回の授業で感じたことは、英語のことわざと英語の授業の親和性が思いのほか高いということです。

諸言語のことわざや言い回しには、そこに生きる人々の文化や習慣が反映されているものが多々あります。

英語ことわざを知ることは英語圏に生きる人々の感覚や習慣を垣間見る機会にもつながります。

また、英語を通して自分の世界が広がったり知識が深まったりすることは、大きな喜びになるでしょう。

ことわざを学習すること・知っておくことのメリットをまとめてみました。

英語ことわざのメリット

シンプルな文の中に先人の知恵や叡知が凝縮されている。言葉そのものに価値がある。

英語の考え方やとらえ方を学べる。ことわざそれ自体も表現であり、そこに含まれた英語特有の物事の考え方やとらえ方を知ることで表現の幅が広がる。

いろいろな文化において考え方が多様であっても、共通の考え方というものが存在する。ことわざを学習することで、その共通部分を自分のものにできる。

中学英語で十分に理解できることわざも多く、身につけやすい。学びやすい。

中学英語の文法指導にピンポイントで利用できる。暗唱例文にも導入しやすい。今後は積極的に「英語ことわざ」を加えていきたいと感じた。

最後の授業で扱った24の英語ことわざ〔スライド〕

全70枚のスライドです。シンプルなので、このページをそのまま授業に使うこともできます。

使用フォントは、チョークで黒板に書いたような手書き風フォントの「TA優美板書R」です。

最後の授業で扱った24の英語ことわざ〔テキスト〕

テキストコピーがご入用の方はこちらからどうぞ。

be動詞

Time is money.
時は金なり。

Love is blind.
恋は盲目。

A good tree is a good shelter.
寄らば大樹の陰。

A good wife is a good prize.
よい妻は宝。

一般動詞

The early bird catches the worm.
早起きは三文の徳。

早起きの鳥は虫を捕まえるチャンスに恵まれる。early birdは、早起きをする人という意味。

Practice makes perfect.
習うより慣れろ。教わるよりも自分で練習した方がいい。練習が最良の策。

助動詞

You can't tell a book by its cover.
人は見かけによらぬもの。

Time will tell.
時間が教えてくれる。

All good things must come to an end.
良いことには必ず終わりが来る

「どんな良いことも、いつか終わりがくる」の意味。“must”には「~しなければならない」の他「~にちがいない」や「必ず~する」という意味もある。

命令文

Be kind to other people, and much more to their parents.
他人に親切に。親にはさらに親切に。

Kill two birds with one stone.
一石二鳥。

Do in Rome as the Romans do.
郷に入っては郷に従え。新しい国や場所に来たら、そちらの風俗や習慣に従う。

禁止の命令文

Don’t teach your grandmother to suck eggs.
釈迦に説法。「祖母に卵の吸いだし方を教えるな」という意味。

suck eggsには、「ずるく立ちまわって甘い汁を吸う」や「汚いやり方でやる」という意味もあります。

受け身

Rome wasn’t built in a day.
ローマは一日にして成らず。

動名詞

Seeing is believing.
百聞は一見にしかず。

不定詞

To see is to believe.
百聞は一見にしかず。

ゼロを意味する"no"の使い方

No seek, no find.
求めなければ、見いだすこともない。

No news is good news.
便りのないのは良い便り。

No pain, no gain.
虎穴に入らずんば虎子を得ず。価値あるものを得るためには、努力が必要。

All work and no play makes Jack a dull boy.
よく学びよく遊べ。勉強ばかりで遊びがゼロだと子どもはダメになる。

There is 構文/~(もの)がある、~(人)がいる

Where there is a will, there is a way.
意志のあるところには道がひらける。willは、ここでは「意志」という意味。

比較 <比較級>

Two heads are better than one.
三人寄れば文殊の知恵。

Better late than never.
遅れても、やらないよりはまし。今からでも努力できることがある。

比較 <最上級>

Laughter is the best medicine.
笑いは最良の薬。

It’s always darkest before the dawn.
いつでも夜明け前が一番暗い。苦しいことを乗り越えれば喜びがある。

関係代名詞

He that will lie will steal.
嘘つきは泥棒の始まり

贈る言葉・人生について

You only live once.
人生は一度きり。

Live your own life.
自分の人生を生きてください。

While there is life, there is hope.
生きている限り、希望はある。

Life is what you make it.
人生は自分でつくるもの。自分がそれをどうつくるか。

教材ダウンロード DOWNLOAD

「最後の授業/ことわざで振り返る基本文法」をダウンロードする〔PowerPoint〕

 

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