授業の成果を「ふり返りシート」に蓄積して、見える化する
試行錯誤しながらなんとか今年度の小学生(6年生)との授業が終わりました。最後の授業は、「英語スゴロク」で締めくくりました。
1年間の反省として、来年度は「ふり返り」をもう少し丁寧に扱いたいなと感じました。
小学校の英語の授業では中学校ほどノートなどに「書く」機会がありませんでした。何らかの形や記録として日々の学習を見える化したいと考え、来年度は毎時の授業のふり返りを専用シートに書かせてみようと考えています。
毎時の授業で、どんなことを身につけて、どんな感動があったのか、後から自分でも成果を確認できるようになれば、さらなる自信や達成感につながるのではないかと思います。
また、ふり返りシートを使うことで、授業者として授業の押さえどころをより意識できるのではないかと期待しています。
使用対象は、小学生5-6年~中学生1年を想定しています。
「ふり返りシート」のイメージ
想定している「ふり返りシート」の使い方
【1】名前と日付を英語で書こう
日付は曜日まで書かせて、月と曜日の練習とする。日付の書き方は、別に「日付の書き方の話」を配布します。
慣れたら【1】は、始業までに書いておくように指示する。
【2】帯活動の正解数
BECSを用いてペアで3問ずつ単語や表現を出題し合う。正解数を記録する。
帯活動については「帯活動教材『ベックス』を使って効率的に基礎事項を定着させる方法」の記事もどうぞ。
【3】本日の大切な文
ターゲット・センテンス、基本文などを書かせます。個人・ペア・全体と形態を変えながら何度も練習させます。
【4】新しく覚えたいなと思った単語や表現
「本日の大切な文」以外で自分が新しく身につけたいと思った単語や表現を書く。
基本単語を扱ったPADKAKA(ミニ動画)を1日1本見せている。
授業の最後(または冒頭)にみんなで見るお楽しみ的な動画。事前にその日の授業に関連した語を選んでおいてもOK。
【5】自己評価
子どもが3段階で自己評価します。授業者自身の授業評価にもなります。
【6】ふり返り
授業で印象に残ったことを自由に記述させます。「感情バロメーター」も利用して、授業全体をふり返らせます。