ベトナムのホーチミンで働く人々をたくさん見た。
日本語で「お兄さん、いかが~」とココナッツ・ジュースを売り歩く青年。
ひとりで絵葉書を売り歩く少女。
夜中まで観光客相手にガムを売る少年たち。
土産屋で手作りの雑貨を売る少女たち。
ホテルの前で客待ちをするバイクタクシーのおじさん。
毎日を生き抜くために必死に働く彼らだが、その顔にはいつも穏やかな笑顔が見られた。マイペースで仕事をこなす人々の姿が印象的だった。
一方で、地方の田舎に行くと労働力となる子どもたちが僅かなお金で売買されている現実もあるという。