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お気に入りの映画を紹介する活動「シネマトバトル」〔受け身〕
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人気を博す知的書評合戦「ビブリオバトル」

最近、世間では「ビブリオバトル」が人気を博しています。
教育現場でも、積極的にこれを取り入れて活動する学校が多いです。先生が授業で扱ったり、生徒会(図書委員会など)が行事として企画するような学校も見られます。

ビブリオバトルとは、誰でも(小学生から大人まで)開催できる、本の紹介コミュニケーションゲームです。
「人を通して本を知る 本を通して人を知る」をキャッチコピーに、日本全国に広がっています!小中高校、大学、一般企業の研修・勉強会、図書館、書店、サークル、カフェ、家族の団欒、などで広く活用されています。

お気に入りの映画を紹介する活動「シネマトバトル」

そんなビブリオバトルを真似て「シネマトバトル」というものを作ってみました。
「シネマトバトル」とは、本ではなく自分の好きな映画について紹介する活動です。

場所(国)・制作年・監督を受け身で表現することと、基礎的な英語で感想を記す活動です。

<受け身を使う表現の例>
・この映画は、○○○○で作られました。
・この映画は、○○○○年に作られました。
・この映画は、○○○○に監督されました。

現行の三省堂「NEW CROWN ES3」では、LESSON1で'Stand by Me'が出てくるのでそこから映画の話題が出ていることだと思います。受け身を学ぶLESSON2のまとめ活動として受け身を使って映画を紹介する活動を組むのはどうでしょうか。

同「NEW CROWN ES3」のLESSON4でも、マンガやアニメがトピックとなっており、関係代名詞が扱われる課ですが、やはり映画の紹介活動につなぐことができます。

(新教科書(2021)では、Sunshine EC2がPROGRAM6で、NEW HORIZON EC2がUnit7で受け身を扱っています。NEW CROWNでは、3年のLesson2に移っています。)

映画は、多くの生徒が興味を持つジャンルなので、「シネマトバトル」以外でも積極的に扱っていきたいトピックです。

ショート・エッセーや「映画鑑賞報告書」であれば短時間でも扱えますし、週末課題とからめた取組も考えられます。

本ではなく映画を紹介するメリットとしては、外国の学校と交流するときには映画の方がトピックとしての共有性が高く、共感が得られやすい点です。日本国内の本だと外国の子どもたちが知らないことも多いです。

パッケージを貼付したり、キャストを紹介したりと工夫しながら楽しい紹介活動が展開できます。

時間が許せば、「チャンプ・ムービー」を鑑賞するといった活動も考えられます。長期休業や課後の時間などをうまく利用する方法もあるでしょう。

(指導計画・時数や評価の問題もありますので、安易に映画を鑑賞する活動をおすすめするものではありません。)

活動ワークシートイメージ

国際交流活動での活用も想定して英語と中国語を併記しています。
受け身のまとめの活動として位置づけることを想定して作っています。

 

<Special Thanks>
中国語の翻訳にご協力いただいた林政諺さんと李虹萱さんにこの場を借りてお礼申し上げます。
我們要感謝林政諺先生和李虹萱先生在翻譯中文方面的合作。

「シネマトバトル」の教材データ

<活動規模>中規模
<対象学年>受け身の学習以降
<所要時間>2~4時間
<準備の労力>

<おすすめポイント>
○本であれ映画であれ自分の好きな作品を紹介する活動は絶好の自己表現の場となる

○交流を通して認め合いの場となる

○友だちの新たな一面を発見できる

○友だちの紹介した作品を鑑賞するなど学習からの波及効果が広範囲に及ぶことが期待できる

活動の流れ

①活動の説明
・活動の流れを授業で説明する
・発表の構想練り・下調べ・下書きは課題として家庭で取り組ませる
・翻訳系アプリの使い方を事前に指導する
(使ってもよいが自分が理解できない構造の文は書かないようにさせた方が無難)

②授業では、下書きをもとに発表原稿を仕上げる時間をとる
・英文のチェックや聞き手にとってわかりやすい表現の仕方を指導する

③発表
・グループ内での相互発表後、グループから話し合いや投票で代表を出し、代表が全体で発表する
・少人数であれば全員が一人ひとり全体に対して発表して、チャンプ・ムービーを決めるなどしてもOK
・ZOOMなどを活用して外国のクラスと数名の代表同士の発表をする授業なども盛り上がりそう

④掲示する
・授業時数の問題で発表に十分な時間を確保できない場合、一定の掲示期間の後に投票でチャンプ・ムービーを決する方法も考えられる

活動のバリエーション及び発展性

外国の学校と交流する場合には、映画はトピックとしての共有性が高い。ZOOMなどで教室をつなぎ、好きな映画についての発表会等をすることも考えられる。

友だちの紹介した映画から興味のあるものを鑑賞するなど学びや興味・関心の広がりが期待できる。

スペースが許せば、全員分を掲示して「いいねシール」を貼り合ったり、コメントを書き合ったりする活動につなげることもできる

特別課題「映画鑑賞報告書」につなげることもできる

教材ダウンロード

「シネマトバトル(映画交流会)」リードプリントをダウンロードする
PDF WORD

「シネマトバトル(映画交流会)」ワークシートをダウンロードする
PDF WORD

ダウンロードの注意点
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