スタンプで学習時間をカウントして、自分の学習時間を把握する
英語力を向上させるためには、やはりそれなりの努力が必要になります。気持ちに加えて時間とエネルギーも必要です。でも自分が実際にどれだけの時間を勉強に費やしているか正確に把握している人は意外に少ないのではないでしょうか。
そこで、ちょっと面白い学習法、「スタンプ学習」を紹介します。
いたって簡単な方法です。実際に自分が勉強した時間をスタンプを押しながら記録していくというものです。手帳などに自分が勉強した時間分のスタンプを押します。文具屋さんには多種多様のスタンプがあるので専用のスタンプを用意すると気持ちも盛り上がります。
スタンプの押し方は、1時間で1つを基本にします。「ながらの勉強」の時間は×0.5時間で計算します。1時間未満は切り捨てです。こうして毎日スタンプを押しながら学習時間をカウントします。
目指す地点や行う時期によって個人差はあると思いますが、月20時間ほどの目標からスタートするとよいでしょう。試験前は多めに設定したり、仕事や行事で忙しい時期は少なめにという感じで流動的に目標を設定します。
こうして学習を進めるうちに「今日はあまり勉強できなかったな」とか「今週はちょっと少なかったから来週は頑張ろう」と自分の学習時間について客観的に把握や反省ができるようになります。
気をつけたい点は、「現実的な目標時間を設定すること」と「正確に時間をカウントすること」です。そうすれば月末に「○○時間も勉強したんだ。来月も頑張ろう!」と素直に思えるからです。
「スタンプのない日は寂しいな」と感じるようになったら、あなたは英語学習において大切な要素のひとつである『時間の確保』をクリアしたことになるでしょう。
一緒に学習している仲間がいる場合は「誰が先に100時間突破するか」といった競争をするのも盛り上がります。小さなご褒美などを設定すればさらに盛り上がることでしょう。
すきま時間も活用しよう
「すきま時間の活用」は一見地味な手法に見えますが、この小さな細切れの時間を大切にする習慣が身につけば「時間の確保」という点でかなり有利になります。
生活の中に分散された中途半端な時間を意識的に学習に活用します。
通学しながら、友だちを待ちながら、食事を待ちながら、入浴しながら、あるいは眠りにつきながら、朝目覚めながら…。日常生活の中に学習と融合できる時間は意外に多いものです。
リスニングや単語カードなど気軽にできるものが始めやすいでしょう。
例えば、通学中に友だちと問題を出し合う、お風呂にお湯を入れる時間に単語カードで弱点強化をする、寝ながらリスニングのCDを聴くなど。苦手な単語を紙に書いたものや例文集をコピーしたものなどをポケットに入れておくときすきま時間を活用しやすくなります。
小さな積み重ねが大きな成果につながります。
今日から実行可能なおすすめ習慣。日常にさりげなく英語を取り込もう!
●お気に入りの洋楽CDを入れたプレーヤーで目覚まし機能をセット、毎朝、お気に入りの洋楽で爽やかに目覚めよう。
●毎日必ず目に入る場所(トイレや自室のドアやベッド上の天井など)に要点のまとめ、苦手な単語や熟語のプリントを貼る。英語表現の日めくりカレンダーもおすすめです。
●小さなメモ帳を購入して街中で気になる英語をメモしましょう。家で調べるようにすると色々な分野の語彙が豊富になります。意外な意味を持った単語があったりしておもしろいです。会話の幅が広がります。