フランス人建築家によって設計されたホーチミンでも最古の部類に入るこの金色に輝く建物は、1880年創業の『ホテル・コンチネンタル』。
ロビーには巨大なシャンデリアがあり、天井は高く、客室は木材がふんだんに使われた贅沢な造りだ。
宿泊客は、この上品なホテルでヨーロッパ風の雰囲気を楽しむわけだ。
しかし、生徒諸君、「そんなところに泊まれていいな」とは言わないでほしい。
私が泊まったのは、すぐそばに建つ安ホテルだったのだ。宿泊費は、約1/10。
他にも、この街にはコロニアル調の建物が多く残っており、プチ・パリと呼ばれたサイゴン時代の面影を残している。
東洋と西洋が融合したような不思議な街並みだ。