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タイ&ベトナム旅日記2025<第9日目>/Daily Travel Report: Day09
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2025旅日記について

シネマトバトル・ワールド・コンテスト(CWC)の協力者探し・教材の素材収集・命の洗濯を主な目的とした約2週間のアジア1人旅の記録です。前半はベトナム中部のダナン・ホイアン・フエ、後半はタイのバンコク。後半、アジ研メンバーと合流予定。

20代の頃にホーチミンを訪れて以来の訪越、中部地方は初訪問。がんばって旅の記録を記します。今年もお便りを頂ければリアルタイムでブログに反映します。

<日程と移動ルート>
01日目@ダナン(Da Nang)
02日目@ダナン(Da Nang)
03日目@ダナン(Da Nang)
04日目@フエ(Hue)
05日目@フエ(Hue)
06日目@ダナン(Da Nang)
07日目@バンコク(Bangkok)
08日目@バンコク(Bangkok)
09日目@バンコク(Bangkok)
10日目@バンコク(Bangkok)
11日目@バンコク(Bangkok)
12日目@バンコク(Bangkok)

<素材収集の視点>
・旅の中で教材化につながるような素材を収集する。
・写真はフォトランゲージとして、雑貨や工芸品はモノランゲージとして教材化する。
・異国の不思議や感動を子どもに伝え、子どもの興味関心をグローバライズする。
・考える足掛かり、気づくための足掛かりになるような教材を意識する。

1.本日の日記、2.旅のスナップ、3.旅メモ、の3項目でお届けします。
ご質問などございましたらお気軽に記事下のフォームよりお願いいたします。

1.本日の日記 *活動・感想・気づき*

チャイナタウンから川沿い南方への散策、鉄と金と絵

今日の散策は、ヤワラート通りを川沿いに南下することに。

湿った熱気が立ち上がるヤワラート通り、漢字看板の密度には香港のネイザンロードを彷彿とさせる。油のはぜる音、薬草の匂い、横にのびる狭い路地。やっぱりここだけが独特の雰囲気だなぁ。

歩き出してすぐに通りの角に朱塗りの屋根付き門が見える。Kuan Yim Shrine。中華系のお寺らしい。

屋根の上にいる駆けている感じの青い鱗の麒麟(きりん)みたな動物が目を引く。すぐ下には小さな羊のような動物もいて、なんだこの組み合わせは…。青い麒麟は躍動感があってカッコイイ。家で息子とする工作のモチーフになりそうなので写真に収める。

寺の前では朝の供え物が静かに湯気を立て、線香の香りが漂っていた。

そこから少し南へ。目的のひとつでもあった、ワット・トライミットへ。

入場券を買って、白い大理石の階段を上ると金の尖塔が青空に刺さっていた。

靴を脱いで堂内に足を踏み入れると、黄金仏が鎮座していた。見る角度によって陰影が変わる。静かな迫力。これが金箔ではないことは知っていたが、ちょっと調べてみる。

◆Question
ワット・トライミットの黄金仏のことを詳しく教えて。

◇Answer
黄金仏は13〜15世紀頃(スコータイ王朝時代)に作られたとされます。ただ、歴史の中で戦乱を避けるため、表面を漆と漆喰で覆って石膏像に見せかけ、価値を隠していました。

そのため、数百年間もの間、「ただの古い石膏像」と思われていたんです。

1955年、仏像を移動中にクレーンから落下し、表面が割れて中の黄金が露出。この事故がきっかけで「実は全部金!」という衝撃の事実が明らかになりました。

この話は、なかなか衝撃的で興味深い。英文でまとめて問題化したら面白そうだ。

ここで、斜めに伸びる少し狭い路地に入り、友人に勧められたタラートノイのストリートアートを目指す。

途中の部品屋で突然、鉄のロボットが現れる。ギア、バネ、チェーン…、廃材が再利用されて、人間サイズの戦士になっている。目は赤く光り、足元には歯車の山。機械の死骸から新しい命を生み出すような、静かな創造の迫力を感じる。

喉が渇いたので、小さな屋台でスイカのスムージー。30バーツ。

少し先では、壁一面の紫色の象がトランクを絡ませて踊っていた。

コンクリの目地さえ線の一部にしてしまう描き手の技がすごい。別の壁では臓器のような質感の変な生物がこちらを見ている。何者なんだ…。

ガラス張りのリバーシティ・バンコクへ。桟橋のゲート番号が見える。外へ出ると赤茶色のチャオプラヤ川が現れる。ここから遊覧船がディナークルーズに出るのだろう。桟橋を行き交うボートのスクリュー音を聞きながら、しばし休憩。

二階のギャラリーで偶然やっていたアート展“My Soul, Carved Stories”にも立ち寄ってみる。

ウィリアム・テルみたいにリンゴを頭にのせたキツネの絵に出会う。三角形の耳、素朴な線、ぶすっと刺さる矢。しかも、矢はリンゴではなくキツネの額に刺さっている…(笑)。

建物を出ると、通りに“Thai Bus Food Tour”と書かれた巨大な2階建てバスが。下がキッチン、上が客席になっているようだった。船の代わりにバスで街をクルーズという発想が面白い。移動そのものをエンタメにしてしまうのがいかにもバンコクらしい。これは、いつかトライしてみたい。

道端の露店を冷やかしながらさらに歩き続ける。右手にバーンラック郵便局をみながらさらに進む。

この近くには、アサンプション大聖堂や華麗&カラフルな彫刻で知られるヒンドゥー教寺院(紫線)もあるようだが、今日はもうそこまで足を延ばすエネルギーが残っていないので、次回にとっておくことに。

かなりの距離を歩いているので滴る汗を拭くハンカチがびしょびしょに。

やがてサパーンタクシン駅の高架が見えてきた。

橋の下を抜ける川風が意外に涼しい。電車でラチャテウィへ戻ることに。

スカイトレインの座席に腰を下ろそうとした瞬間、そこが優先席であることに気づく。

シートには、僧侶、お年寄り、ケガをしている人、妊婦、子どものピクトグラムが描かれていた。僧侶が含まれているのは、この国でいかに仏教が大事にされているかということの証だろう。

最近、タイの僧侶たちをだまして大金を巻き上げた破廉恥な女性についてのニュースが日本でも話題になったが、タイの僧侶たちの尊厳が失われないことを祈る。

このピクトグラム、日本の生徒たちは僧侶だとわかるだろうか。

昨夜から取りかかっている「新世界発見クイズ<タイ王国>」の問題になりそうなので写真をパシャリ。

約3時間、約1万1千歩のぶらり散策でした。

2.旅のスナップ *本日撮影した写真から*

◆チャイナタウン散策時の写真<Pictures from my Chinatown Walk

チャイナタウン(ヤワラート)付近は、観光客向けエリアの中では比較的物価が低めに感じられます。

観光客も多いですが、地元の華人コミュニティが日常的に買い物や食事をしているため、ローカル価格の店が多く残っているからかも。路上や市場の屋台が多く、1食40〜60バーツ程度(約180円〜270円)で食べられる店も珍しくありません。

3.旅メモ *今後また同じ場所を旅する自分や誰かのために*

○バンコク・チャイナタウン(ヤワラート)<China Town>
場 所:
バンコク中心部、ヤワラート通り周辺
特 徴:タイ最大の中華街で、漢字の看板がずらりと並ぶにぎやかなエリア。
歴 史:18世紀末、バンコクに移住した中国系住民によって発展。

<見どころ>
・屋台や中華レストラン
・金製品の店(特に金行と呼ばれる金専門店が多い)
・中華寺院や市場
・週末や夜に訪れると屋台の数が増えて食べ歩きが◎

○ワット・トライミット

場 所:バンコクのチャイナタウン東端、フアランポーン駅近く

特 徴:世界最大の純金製仏像「黄金仏」が安置されている寺院。

<黄金仏の詳細>
・高さは約3メートルで重さは約5.5トン
・作られた時代は、13〜15世紀頃(スコータイ王朝)
・戦乱を避けるため漆喰で覆われ、数百年“普通の仏像”と思われていた
・1955年の移動中に落下し、中の純金が発見された

4.教材化メモ

ワット・トライミットの黄金仏の由来が面白かったのでパンフレットの説明をもとに中高生レベルの英文に書き下しました。

パンレットにある英語の説明は、中学生には難解すぎるので、日本語の説明から要点をピックアップしてChatGPTに平易な英文にリライトするように指示しました。

ChatGPTであれば、全体的に修正、部分的に修正、1文だけ修正、難解語の注の作成など瞬時に処理できます。

以下の文章が完成版です。内容が面白いので読み物としても問題用としても使えそうです。

The Amazing Story of the Golden Buddha

The Golden Buddha is the largest solid gold Buddha statue in the world.
It shows the Buddha in the moment of conquering demons, and it is made of almost pure gold. Its beauty is beyond comparison.
The statue is about 4 meters tall and weighs 5.5 tons. It was created more than 700 years ago, and it is a very precious treasure for the people of Thailand and for Buddhism.

A long time ago, around the 13th to 15th century, the Golden Buddha was created during the Sukhothai Kingdom.
But then, times became dangerous because of wars. To protect the statue, people came up with a clever idea: they covered it with thick layers of lacquer and plaster so it would look like a simple stone statue.
For hundreds of years, no one knew the truth — everyone thought it was just an old, ordinary Buddha.

Then, in 1955, something amazing happened. While the statue was being moved, part of the plaster coating peeled off and a shining golden surface appeared from inside!
People were shocked. The “ordinary” Buddha was actually made of solid gold! It was like a miracle — they discovered a treasure that had been hidden for centuries.

【プロンプト】上記の英文中で初心者にとって難解と思われる語について注を作成してください。

📝 Vocabulary Notes

conquering demons — 悪魔を征服する

Sukhothai Kingdom — スコータイ王朝(タイの13〜15世紀ごろの王国名)

came up with — 思いついた

thick layers — 厚い層

lacquer — 漆(うるし)

plaster — 漆喰(しっくい)や石膏(せっこう)

ordinary — 普通の、ありふれた

solid gold — 純金

a treasure that had been hidden for centuries — 何百年にもわたり隠されていた宝

【プロンプト】以上の英文から(1)~(5)の5題のTFクイズを作成して、最後に解答を示してください。

The Amazing Story of the Golden Buddha — TF Quiz

Read the story carefully and answer True (T) or False (F).

(1) The Golden Buddha is the largest solid gold Buddha statue in the world.
➡️ True / False

(2) The Golden Buddha was created during the Ayutthaya Kingdom, about 500 years ago.
➡️ True / False

(3) To protect the statue during wars, people covered it with layers of lacquer and plaster so it looked like stone.
➡️ True / False

(4) For hundreds of years, people knew the statue was made of gold but kept it a secret.
➡️ True / False

(5) In 1955, part of the plaster broke off while moving the statue, and people discovered the golden surface inside.
➡️ True / False

✅ Answers

(1) True

(2) False(It was created during the Sukhothai Kingdom, 700+ years ago)

(3) True

(4) False(People thought it was only an old stone statue, not gold)

(5) True

【プロンプト】漆喰がはがれて黄金仏があらわになった際に人々が驚いている様子をイラスト化してください。

以上のすべてを合体させてワークシート化します。

今まで&これからのネタをシリーズに追加して、いつか冊子化したら楽しそう。

<The Amazing Story of the Golden Buddha>のワークシートをダウンロードする

5.ご質問・ご感想 *リアルタイムで届きます*

可能な範囲でご質問にお答えさせて頂きます。個人情報等は、公開されません。

    <任意> ※添付なしでも問題ございません。
    Please show us pictures from you. If possible, please include one photo of yourself.
    (教材として使わせていただいてもよい旅行の写真などがあればお送りください。)

    Thank you very much.
    許可なしに写真を公開することはありません。ご協力ありがとうございました。

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