台湾の夜市で歩き回りカラカラに渇いた喉をいやすときに私が求めるもの…。
それはビール、ではなく「珍珠奶茶」というドリンク。写真に写った看板でも確認できるが、台湾で愛されるドリンクの1つである。
「珍珠奶茶」はパールミルクティー・タピオカミルクティーと呼ばれる。
今日では日本や欧米でも手軽に飲めるようになった。甘くてタピオカ独特のプニプニ感が絶妙なのだ。この感覚は台湾で「QQ 感」と呼ばれ、以前は珍珠奶茶のことをQQドリンクと呼んでいたこともある。
タピオカの原料は「キャッサバ」という南米原産のイモの一種で、タピオカは、キャッサバから製造されたデンプンのを指す。このデンプンの製造法をブラジルの先住民の言葉で「タピオカ」と呼ぶことに由来するのだとか。
私は、タピオカは木になる豆のようなものだと思い込んでいたため、台湾の友人に笑われた。
私たちが目にするタピオカには大概色がついているが、煮戻したタピオカは透明であり、色はカラメルなどにより着色されている。
それにしてもこのドリンクは美味い。最高に美味い。
タイのミルクティー(チャイエン)、練乳たっぷりのベトナムコーヒー、そして今回の珍珠奶茶が甘系アジアドリンクベスト3である。いつかその味を堪能してみてほしい。