学校でもSDGsについて学ぶ機会が増えています。
せっかく授業でSDGsを学んでも、それが一時的な学びで終わってしまってはもったいない話です。
そこでSDGsという世界共通の目標やその精神を身近に保つための取組を考えてみました。
身近なSDGsに関する取組を見つけて、その①問題、②取組、③感想を共有するシンプルな取組です。共有方法としては、「ワークシートを掲示」、または「全体発表」、または「その両方」が考えられます。
「私が見つけたMY SDGs」のイメージ
ワークシートにまとめる内容
①注目したこと(問題)
②解決に向けてどんな取組が行われているか(取組)
③考えたこと、感じたこと(感想)
身近なSDGsの取組を見つけ、共有することを楽しむ活動
例えば、給食の食缶に残された残菜を見て問題意識を持った生徒がいます。その残菜が無駄にならないように養豚場に持ち込まれて豚の餌となっていることを知って納得します。このことをワークシートにまとめて、SDGsの「飢餓をゼロに」の目標達成につながる活動だと発表することで、発表者の学びが深まることに加えて、聞く者の学びにもなります。
身近なところでSDGsに取り組む人々や団体が見つかるかもしれません。特にSDGsの取組として位置づけているわけではないがSDGsの達成に有効であろうもの(取組や商品など)を発見する生徒も出てくるでしょう。いろいろな発見を共有しながら楽しくSDGsに親しむことができます。
例えば、「私が見つけたMY SDGs」を曜日を決めて継続的に発表させることもできます。週末や長期休暇の課題として取り組ませる方法もあります。全員分のワークシートをまとめて冊子にして発見を共有するのも面白いかもしれません。
一人でも多くの生徒がSDGsに興味を持って、徐々にでも自ら動き出すような生徒が増えることを期待します。