カンボジアのアキラ地雷博物館には多種多様な爆弾や地雷が展示されていた。
英語の授業で、毎年、この博物館の開設者であるアキラさんを扱った課のまとめとしてカンボジアの概要・国旗・内戦・地雷博物館・豆知識などのテーマを分担して調べ、ひとつの模造紙新聞をつくらせる。
この活動で私も知らない事実を調べたグループがあった。
博物館で不発弾が爆発してアキラさんが逮捕されたという事件のことだ。
幸い負傷者はなく博物館はまもなく営業を再開したらしいが、やはり爆弾は怖い。
先日、沖縄の知人が「沖縄の新聞にはよく不発弾のお知らせが載る」と新聞記事を見せてくれた。
記事によれば、沖縄県の与那原町で米国製の不発弾が見つかったという。
同じ頃、大分市の乙津川河川敷でも全長180センチの米国製1トン爆弾が見つかり、周辺世帯に避難勧告が出されていた。
戦争が終わった今でも、いたるところに不発弾は眠っている。