
シネマトバトル・ワールド・コンテスト(CWC)の協力者探し・教材の素材収集・命の洗濯を主な目的とした約2週間のアジア1人旅の記録です。前半はベトナム中部のダナン・ホイアン・フエ、後半はタイのバンコク。後半、アジ研メンバーと合流予定。
20代の頃にホーチミンを訪れて以来の訪越、中部地方は初訪問。がんばって旅の記録を記します。今年もお便りを頂ければリアルタイムでブログに反映します。
<日程と移動ルート> 01日目@ダナン(Da Nang) 02日目@ダナン(Da Nang) 03日目@ダナン(Da Nang) 04日目@フエ(Hue) 05日目@フエ(Hue) 06日目@ダナン(Da Nang) 07日目@バンコク(Bangkok) 08日目@バンコク(Bangkok) 09日目@バンコク(Bangkok) 10日目@バンコク(Bangkok) 11日目@バンコク(Bangkok) 12日目@バンコク(Bangkok) |
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<素材収集の視点>
・旅の中で教材化につながるような素材を収集する。
・写真はフォトランゲージとして、雑貨や工芸品はモノランゲージとして教材化する。
・異国の不思議や感動を子どもに伝え、子どもの興味関心をグローバライズする。
・考える足掛かり、気づくための足掛かりになるような教材を意識する。
1.本日の日記、2.旅のスナップ、3.旅メモ、の3項目でお届けします。
ご質問などございましたらお気軽に記事下のフォームよりお願いいたします。
1.本日の日記 *活動・感想・気づき*
リンウン寺のレディブッダ
今日はダナンのランドマーク、通称「レディブッダ」を見に行くことに。場所はリンウン寺。
Grabで配車し、ミーケービーチ沿いの海岸線へ。遠く丘の上に菩薩像が見えるけれど、海岸からだと「噂ほど大きくはないかな」と錯覚してしまう。
丘のふもとに近づくと、海辺に古びた漁船が大量に浮かんでいる光景に遭遇。「なんでこんなに船が集まってるの?」と首をかしげつつ、町から20分ほどでお寺に到着。
境内は木陰に涼しい風が吹き抜け、遠くにはエメラルド色の海。いきなり木陰で休憩。
そして、いよいよ菩薩の正面へ。近くで見ると、やっぱり迫力がスゴイ。
高さ67メートル、ベトナム国内で最も高い観音菩薩らしい。
足元から見上げると、まっすぐこちらを見つめ、今にも手を差し伸べてくれそうな雰囲気。昨年バンコクで見たワットパクナムの菩薩を思い出した。
※バンコク、ワットパクナムの大仏「プラ・ブッダ・タロケン」は高さ69m。
まさかのカードキー差込口の故障
宿に戻ると、なぜか部屋のドアが開いている。清掃中か?部屋に入るも誰もいない。物騒だなーと思いつつドアを閉めたら、今度はカードキーの差込口が故障していてカードが奥まで入らない。よって部屋に通電しない。
エアコンも冷蔵庫もアウト。昨日の停電&断水事件(夜、急にお湯が出なくなった)に続くトラブルに、さすがに堪忍袋の緒が切れ「すぐに別の部屋を!」とフロントに電話するもおじいさんスタッフには英語が通じず一旦受話器を置く。
すぐに女性スタッフが部屋に来てくれたが、「ロックが壊れて電気が使えません、すみません」とのこと。
「何でもいいからすぐに他の部屋を用意してください!」と言ったところでこの女性が流暢な日本語を話していることに気づく。
日本に留学経験があるらしい。
怒りモード解除…。怒ってゴメンねとは言わなかったが、日本語が話せる人材に出会えるとは思っていなかったので興味深々モードに切り替わり、機械をカチャカチャ修理するお兄さんの傍らで雑談タイムに。
「怒ったり笑ったり情緒不安定な日本人だな」と思われたに違いない。
ベトナムの驚きの学校事情とは
折角の機会なので、彼女に昨夜の散歩で不思議に思った疑問をぶつけてみた。
Q:「ベトナムのモールって夜8時や9時でも小学生みたいな子どもがたくさんいるけど、あれって普通なの?」
A:「昼間は暑いからあまり出かけないんです。仕事も学校も終わってからみんな遊びに行くんですよ。子どもも同じです」
Q:「それじゃあ寝るの遅くなりませんか?」
A:「遅くなりますね。11時や12時になることも」
Q:「じゃあ朝はゆっくり?」
A:「いいえ、学校は朝7時からです」
Q:「え~っ、ってことは先生はもっと早く行くの?」
A:「はい、とても早いです」
Q:「授業は何時まで?」
A:「11時までです」
Q:「えー!午前の?半日!?小学生も中学生も高校生も?」
A:「はい、みんなそうです」
思わず「最高やん!」と叫んでしまった。
彼女はニコッと笑って「ですね」と言った。
場が和んだところでブログの話をして、さらにCWCへの協力をお願いすると快く引き受けてくれた。他の大学へ訪れることなく思わぬ形で協力者を発見できたので、ドアの故障の件は水に流すことに。
古都ホイアンへ
元気がわいてきたので気を取り直して、夕方からは古都ホイアンを訪れることに。
ホイアンは、かつて国際貿易港として栄えた古都の街。16〜17世紀には日本、中国、欧州などから商人が訪れ、独自の多文化が融合した町並みになったらしい。1999年にユネスコ世界文化遺産に登録されている。
夜にはランタンが灯され、幻想的な雰囲気を楽しめることから、多くの観光客が訪れる。
「ホイアン」というホンワカしたような語感から、のんびり穏やかな古都を想像していた。しかし着いた瞬間に驚くことに。
目の前に広がるのは人の群れ!どの通りも観光客でぎっしり埋まっており、英語、タイ語、中国語、フランス語(たぶん)、まれに日本語など…、さまざまな言語が飛び交っている。そこにバイクや車のクラクションが混じる。
提灯があちらこちらに飾られ、川には揺れるボートの灯り。
古い街並みだが、華やかというか色鮮やかな感じ。
早速、観光チケットを購入した。このチケットは3日間有効で、数カ所の施設に入場できるらしい。
ホイアンマーケットからチャンフー通りを日本橋に向かって散策開始。
途中、民族博物館やタンキーオールドハウスをのぞき、美しい絵はがきの店に足が止まる。「日本文化展示の家」では朱印船貿易の資料を発見。昔、日本とベトナムがこんな風に交流していたんだなぁ、と感慨にふける。
安くておいしそうなバインミーの露店がここにも。でも、もう3回も食べているのでスルーする。
あたりが暗くなるとナイトマーケットの店の明かりが煌々と輝き始める。
2時間も歩き回ると足が棒のようになってもう限界。
アイスコーヒーでエネルギー補給。ベトナムコーヒー独特の香りがいい。
夕食は川沿いのレストランで、パッタイとシーフード春巻き。パッタイの皿がデカい。
川辺で走り回って遊んでいる子どもたちを眺めながらゆっくりと食事する。どこの国でも子どもは元気だなぁ。
しばらく露店を冷やかした後、まだまだ熱気の冷めないホイアンのナイトマーケットを後にした。
2.旅のスナップ *本日撮影した写真から*
◆リンウン寺のレディブッダ<Lady Buddha at Linh Ung Pagoda>
昨夜のドラゴンに続きなかなかの迫力。
◆古都ホイアン<Ancient Town of Hoi An>
この活気はなかなかないです。京都の嵐山やチェンマイのサンデーマーケットに比べても人間の数が桁違い。
3.旅メモ *今後また同じ場所を旅する自分や誰かのために*
○リンウン寺のレディブッダ<Lady Buddha at Linh Ung Pagoda>
ダナン市ソンチャ半島に位置するリンウン寺は、海を望む高台に建つ壮大な仏教寺院です。
その象徴が、高さ約67メートルを誇る「レディブッダ」と呼ばれる観音菩薩像。ベトナム国内で最も高い観音像で、遠くミーケービーチや市街からもその姿が望めます。像は優しく海を見守るように立ち、漁師や地元の人々の安全を祈る存在としても知られています。
境内からはダナン湾の絶景が一望でき、観光と信仰の両面で人気のスポットです。
○世界遺産の古都ホイアン<Hoi An>
ホイアンはベトナム中部、ダナンから車で約30分の場所にある世界遺産の古都です。
かつて国際貿易港として栄え、日本や中国、西洋との交流の名残が町並みに色濃く残ります。黄色い外壁の古い家屋や色とりどりの提灯が並ぶ通りは、昼は歴史情緒、夜は幻想的な雰囲気に包まれます。
日本橋(来遠橋)、古民家、寺院、マーケットなど見どころが多く、川沿いではボート乗りやランタン流しも楽しめます。
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