「こんな国もあったんだ」から芽生える外国への興味
より多くの生徒たちに世界のいろいろな国々に興味を持ってほしいと考え、世界の国々のクイズを「世界一周クイズ」(ワールドクイズ)としてまとめカード化しました。外国に対する興味の入口になるような気軽に楽しめる教材をと考えてカード教材としました。
教室に備えて自由に使わせていましたが、時々友だちと問題を出し合いながら談笑している姿が見られました。中には教師に勝負を挑んでくる生徒も出てきたりして楽しめます。
50カ国バージョンと100カ国バージョンがあります。50カ国バージョンは、そのほとんどがよく知ら得た主要な国であり、カードで遊ぶことで高校入試対策の一環にもなります。今日はこの50カ国をカード化したバージョンを紹介します。
100カ国バージョンは作成中なので、完成次第アップしたいと思います。
カードには国名が答えとなるような問題に加え、ヒントとして六大州名・首都名・国旗の3項目を示しています。答えはカードには示しておらず、別紙のアンサーシートにまとめてあります。
中には生徒にとって馴染みのない国もあるようで、「こんな国もあったんだ」と驚いている生徒もいます。さらに、家に帰ってネットで調べ、私に「先生、○△□っていう国知っていますか、○○がスゴいんですよ」などと報告してくれることもあります。そんなときに、「あぁコレを作って良かった」と嬉しくなったりします。
私の教え子には、すでに100ヵ国以上を旅して私の渡航経験をはるかに上回る者もいますが、そんな教え子と旅談義に花を咲かせることも老後の楽しみのひとつであります。
最初は、ほんの小さな切っかけであっても、それがもとで大きく世界に視界が開ける子どもがいることを考えると、外国の情報や話題に触れられる環境を用意することは英語科の教師にとって大事な使命のひとつかもしれないと改めて感じます。
「世界一周クイズカード」のイメージ
「世界一周クイズカード」の教材データ
<活動規模>小さい
<対象学年>小学校高学年~高校生
<所要時間>1時間
<準備の労力>中(印刷)
<動静の程度>普通
<おすすめポイント>
・社会科の勉強にもなります。
・カードクイズなので友人と問題を出し合いながら楽しく学べます。
「世界一周クイズ」の問題例
○サッカーが盛んなコーヒーの生産量世界一の国はどこか。世界一の流域面積を誇るアマゾン川は地球上の酸素の4分の1を作り出す。
○「花の国」や「風車の国」と呼ばれる北海に面した美しい国はどこか。鎖国中の江戸幕府も交流していた。自転車の保有数が世界一。
○中国に次いで世界第2位の人口を持つ映画の製作本数が世界一の国はどこか。お釈迦様が悟りを開いたブッダガヤの町がある。
○アフリカ大陸最南端に位置し金やダイヤモンドの世界的産地でもあるアフリカ最大の経済大国はどこか。
○「雷龍の国」、「幸せの国」とも呼ばれる仏教への信仰心が厚いヒマラヤ山脈の東端にある仏教王国はどこか。タクツゥアン僧院が有名。
活動のバリエーション及び発展性
●教室に置いて自由に使わせる。
●「スマイルスゴロク」の記事もあわせてご覧ください。
生徒の感想
●意外にしらないことが書かれていて勉強になった。
●ひまなときに役立ちます。勉強にもなるので一石二鳥です。
●BECSの全体活動でこのカードを導入してほしいです。当たった人は、クイズに正解しないとスタンプをもらえないというルールはどうですか。
●超スーパーハードにマイナーな国もカードに加えてほしいです。
●今度こそ先生との勝負に勝ちたいです。打倒先生!
●勉強したいので覚えやすいように一覧にしたものもほしいです。
教材ダウンロード
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