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タイ&ベトナム旅日記2025<第5日目>/Daily Travel Report: Day05
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2025旅日記について

シネマトバトル・ワールド・コンテスト(CWC)の協力者探し・教材の素材収集・命の洗濯を主な目的とした約2週間のアジア1人旅の記録です。前半はベトナム中部のダナン・ホイアン・フエ、後半はタイのバンコク。後半、アジ研メンバーと合流予定。

20代の頃にホーチミンを訪れて以来の訪越、中部地方は初訪問。がんばって旅の記録を記します。今年もお便りを頂ければリアルタイムでブログに反映します。

<日程と移動ルート>
01日目@ダナン(Da Nang)
02日目@ダナン(Da Nang)
03日目@ダナン(Da Nang)
04日目@フエ(Hue)
05日目@フエ(Hue)
06日目@ダナン(Da Nang)
07日目@バンコク(Bangkok)
08日目@バンコク(Bangkok)
09日目@バンコク(Bangkok)
10日目@バンコク(Bangkok)
11日目@バンコク(Bangkok)
12日目@バンコク(Bangkok)

<素材収集の視点>
・旅の中で教材化につながるような素材を収集する。
・写真はフォトランゲージとして、雑貨や工芸品はモノランゲージとして教材化する。
・異国の不思議や感動を子どもに伝え、子どもの興味関心をグローバライズする。
・考える足掛かり、気づくための足掛かりになるような教材を意識する。

1.本日の日記、2.旅のスナップ、3.旅メモ、の3項目でお届けします。
ご質問などございましたらお気軽に記事下のフォームよりお願いいたします。

1.本日の日記 *活動・感想・気づき*

いざフエ王宮へ
8時に起床。朝食は1Fの食堂へ。

メニュー形式だったので念のため「いろいろありますが全部無料ですか?」と確認してみると、笑顔で「好きなだけどうぞ」と返ってきた。

コーヒーを飲みながらメニューを眺める。昨日も食べたけれど何度でも飽きないブンボーフエと、ベーコンオムレツを注文。セルフサービスのフルーツや飲み物も数種類あり。明日はサンドイッチもいいかな。

食堂を出て、そのままフエ王宮の見学へ。

Grabで配車しようとしていたら、シクロのおじいさんに声をかけられた。最初は「10万VND」<約550円>と言われたが断ると、すぐに「5万VND!」に。シクロはトラブルが多いと聞くが、ちょっと興味もあったので、こちらから2万VNDを渡して王宮まで連れて行ってもらった。

王宮の入場料は20万VND<約1100円>。日本円にすればそれほどでもないが、これまでのベトナムの物価を思うと安くはない。4万VND<約220円>のブンボーフエ5杯分。

いよいよ入場。

正面の正門は「午門」と呼ばれるらしい。これをくぐるとレンタサイクルがずらりと並び、なるほど、広さを予感させられる。

歩き進めると、芝生と池、奥へと続く建物群が視界に広がった。フエ王宮は阮(グエン)朝時代の皇帝が暮らし、政務を行っていた場所。

1800年代初頭の建築で、戦争や時の流れで損傷した部分も多いが、残された建物や復元部分からは当時の雰囲気が伝わってくる。なぜか頭の中でチャングムのBGMが流れる。

正面の太和殿は、皇帝が儀式を行った建物だという。屋根に施された龍や鳳凰の装飾を見て、台湾・九份の寺院<聖明宮>を思い出す。その奥にある建忠殿も同様に無数の龍が施されている。とにかく龍の数がすごい。誰か数えたことはあるのだろうか。

儀式の場、役所、居住区、庭園や池…。区画は回廊や門でつながり、歩いても歩いても新しい景色が現れる。かつて皇帝や宮廷の人々がこの回廊を歩いていたのかと思うと、不思議な感覚になる。

戦争の爪痕も随所に残る。崩れかけた壁、欠けた装飾。破壊された部分と修復された部分が同居している姿が、逆に歴史の重みを感じさせる。

ギラギラした日差しの下、滴る汗をぬぐいながら歩いていると、オアシス発見。

小さなカフェで黒糖ミルクティーを飲みながらひと休み。

休憩を入れて約2時間の滞在だったが、本気で見て回るなら半日あっても足りないだろう。

そろそろ帰ろうと午門に戻るが出口が見当たらない。ん?看板には「EXIT 400m」とある。え、400m!? 40mの間違いじゃない?

王宮では、古に思いをはせるいい時間を過ごせた。そして、いい運動にもなった。

午後のフエ散策

王宮へ行くときゆっくりと進むシクロの上から、ふと視線の先にキャンパスらしき建物が見えた。広い敷地に点々と学生らしき人影も見えた。後でGOOGLE MAPで調べてみると、そこは「Hue University of Education(フエ教育大学)」らしい。

王宮見学で少し疲れていたが、さっとシャワーで汗を流し、水分補給をしてから再び外へ。近所なので、歩いて大学へ向かってみることにする。

ところが、到着してみると構内はひっそり静まり返っている。通りを歩く学生はおろか、エントランスの守衛さえいない。遅かったかぁ。やっぱり夏休みなのだろうか。木陰の石のベンチに腰を下ろし、しばらく様子をうかがった。

ダナン大学を訪れた時のように、偶然誰かと会話できればと期待したが、柳の下のドジョウは現れないようだ。30分ほど涼んでいたが、学生らしき人影は最後まで現れず、静かなキャンパスをあとにした。残念。

マップを開くと、徒歩圏内に「ビンコムプラザ・フエ」があることに気づく。せっかくなのでフエの物価チェックも兼ねて立ち寄ってみることに。

「ビンコムプラザ・フエ」の規模はダナンのそれよりかなり小さめだった。

館内のWinmartで、食料品やお菓子をいくつか写真に収める。旅先で値札を見て、自分の頭の中で物価クイズをするのもちょっとした楽しみだ。書店に立ち寄り、雑貨コーナーを物色。文房具から小物まで、見ているだけで時間が過ぎていく。

ひととおり見終えたところで、何度も通っている「HIGHLANDS COFFEE」へ。何度目だろうか。どこにでもある印象。スタッフおすすめの台湾ミルクティーを注文。懐かしいような心落ちつく味。

そう言えばしばらく訪台していないなぁ。みんな元気にしてるかなぁ。

クロワッサンのお店で3時のおやつを買って部屋へ戻る。

フエ市民の夜のピクニック

夕食を終え、夜の空気を吸いたくなり散歩へ。

目的地は、ライトアップされた王宮と、その前を流れる川にかかる橋。

近づくと王宮のシルエットが闇の中に浮かび上がってきた。白い光が城壁を照らし、その上に柔らかなオレンジ色のやぐらが浮かび上がっている。昼間の姿とはまた違う幻想的な表情だった。

帰りは道路ではなく、川べりを歩くことにした。王宮の前を流れる川は、Perfume River(ペフューム川)と呼ばれているらしい。秋になると上流から香りのよい花や草が流れ着き、水面がほのかに香ったことがその名の由来だという。なんかいい話だ。

歩きながら驚いたのは、王宮側の川辺が草地になっていて、家族や友人たちがグループで敷物を広げ、食べたり飲んだり遊んだりしている光景だった。

夜9時近いというのに、赤ちゃんや幼児、小学生までもが大人と一緒に夜のピクニックを楽しんでいる。ちょうど日本の花見のような雰囲気に近い。

この風景を目の当たりにして、「ああ、これがベトナムの文化なのか」と実感した。あの女性が言っていた「ベトナム人は夜を楽しみます」という言葉の意味が、よくわかった。

カラフルにライトアップされた橋を渡って対岸へ出ると、龍の頭をかたどったドラゴンボートが次々と遊覧に出航していくところだった。誘われたが、今夜は見るだけにして丁重にお断り。

さらに進むと、前方に人だかりができている。近づいてみると、そこには全身銀色のペイントを施したスチール男?が立っていた。

ピクリとも動かない。見物人が軽くつついても、やはり動かない。子どもがちょっかいを出す。それでも固まったままで目をピクリとも動かさない。

お〜っと感嘆の声が上がり、チップを入れる箱に少額の紙幣が投げ込まれていた。動かずして稼ぐ…、なかなかの腕前だ。

笑い声と音楽が混じり合う川辺の夜。

ベトナム人の屈託ない笑顔が印象的な夜の散歩だった。

2.旅のスナップ *本日撮影した写真から*

◆フエ王宮<The Imperial City of Hue

ベトナムを統一したグエン王朝の王宮にて。大砲が王宮に向けられている…?

◆ベトナム人の大好物の甘味チェー<Vietnamese Sweet Dessert Soup

チェーは、ベトナムで広く愛されている伝統的な甘味で、豆類、タピオカ、寒天、果物、ココナッツミルクなどを組み合わせた甘いデザートスープ。温かいタイプと冷たいタイプがあり、地方や店によって具材や味付けが異なる。

屋台やカフェで手軽に楽しめ、特に暑い季節には氷を入れた冷たいチェーが人気。色とりどりの見た目と多彩な食感が魅力で、ベトナムの国民的スイーツとして親しまれている。

3.旅メモ *今後また同じ場所を旅する自分や誰かのために*

◆フエ王宮<The Imperial City of Hue

1800年代はじめ、ベトナムを統一した阮(グエン)朝という王朝が、首都をハノイやホーチミンではなく、このフエに置きました。王宮は、当時の皇帝(王様)が暮らし、政治を行っていた中心の場所。

王宮の敷地はとても広く、外から見ても大きな城のようです。正面の門は「午門(ごもん)」と呼ばれ、そこをくぐると広い道や芝生、池、そして奥へ続くたくさんの建物が見えてきます。これらの建物は儀式をする場所、政治を行う役所、皇帝や家族が暮らす住居、庭園など、役割ごとに分かれています。

王宮はもともと1800年代に建てられましたが、その後の戦争や自然災害で多くの部分が壊れてしまいました。それでも、残っている建物や復元された建物から、当時の美しい装飾や雰囲気を感じることができます。屋根や門には、龍や鳳凰などの飾りがたくさんあり、力強さと華やかさが伝わってきます。

1993年には「フエの建造物群」としてユネスコの世界遺産に登録され、ベトナムの大切な文化財として守られています。今では多くの観光客が訪れ、歴史や建築のすばらしさを体験できる場所になっています。王宮を歩くと、まるで昔の皇帝や宮廷の人々がそこにいた時代へタイムスリップしたような気持ちになれます。

4.教材化メモ

旅メモのフエ王朝の概要をChatGPTを通して英語にしてみました。

中学生向けに平易な文で書くように伝えましたが、内容が内容なのでちょっと中学生には厳しいレベルの語彙が含まれます。高校生なら問題なさそうです。

夏休み明けのSmall Talkのネタとしては悪くないかも知れません。

フエ王朝の概要

【プロンプト】フエ王宮の概要を中学生向けの平易な英文に訳してください。

The Imperial City of Hue

The Imperial City of Hue is a large historical complex in the city of Hue, located in central Vietnam. In the early 1800s, the Nguyen Dynasty unified Vietnam and chose Hue as its capital instead of Hanoi or Ho Chi Minh City. The Imperial City was the center of the dynasty, where the emperor lived and ruled the country.

The grounds are very large, looking like a huge castle from the outside. The main gate is called “Ngo Mon Gate.” Passing through it, you will see wide paths, grassy fields, ponds, and many buildings stretching further inside. These buildings had different purposes: places for ceremonies, offices for government work, the emperor’s residence, and gardens.

The Imperial City was built in the early 19th century, but many parts were damaged during wars and natural disasters. Still, the remaining and restored buildings show beautiful decorations and the atmosphere of the past. The roofs and gates are decorated with dragons, phoenixes, and other symbols, showing both strength and beauty.

In 1993, the “Complex of Hue Monuments” was listed as a UNESCO World Heritage Site, making it a protected cultural treasure of Vietnam. Today, it is a popular tourist attraction where visitors can explore the history and architecture of the Nguyen Dynasty. Walking through the Imperial City feels like taking a step back in time to the days when emperors and court officials once lived and worked there.

【プロンプト】この英文に関する5題のTFクイズを作成して解答と共に示してください。

True / False Quiz – The Imperial City of Hue

The Imperial City of Hue is located in southern Vietnam.
→ False(It is located in central Vietnam.)

The Nguyen Dynasty made Hue the capital of Vietnam in the early 1800s.
→ True

Ngo Mon Gate is the main entrance to the Imperial City.
→ True

All the original buildings of the Imperial City have survived without damage.
→ False(Many parts were damaged during wars and disasters.)

The Imperial City became a UNESCO World Heritage Site in 1993.
→ True

【プロンプト】フエ王宮をイメージしたワークシートへの挿絵用イラストをPNGファイルでお願いします。

上記の素材を合体させてワークシートを完成させます。

ワークシート
ワンポイントのイラストを付してをシンプルに体裁を整えます。

安直なタイトルですが「World Adventure Series — 英語で巡る世界の名所 — 」と冠してシリーズ化しても面白そうです。

ご質問・ご感想 *リアルタイムで届きます*

可能な範囲でご質問にお答えさせて頂きます。個人情報等は、公開されません。

    <任意> ※添付なしでも問題ございません。
    Please show us pictures from you. If possible, please include one photo of yourself.
    (教材として使わせていただいてもよい旅行の写真などがあればお送りください。)

    Thank you very much.
    許可なしに写真を公開することはありません。ご協力ありがとうございました。

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