今日からでも始められる!教室内の会話を活性化する「今月のクイズ」・完成品
毎月の初日に教室にクイズを貼りだすことでクラス内の会話を活性化するものです。
クイズを通じて生徒の興味を引き出し、学びへの意欲を高めます。
難しい課題でもクイズにすることでゲーム感覚で楽しみながら取り組むことができます。生徒が主体的に思考する機会となり、学習への動機付けとなることも期待されます。
クイズは、思考力や問題解決能力を育成する手段としても有効です。応用や推論が必要な問題であれば、生徒は創造的に思考し、自分の知識や経験を使って解決方法を模索します。このような過程を通じて、論理的な思考力や柔軟な発想力を養うことができます。
このようなクイズの効用はもちろん、「今月のクイズ」のメインターゲットはクラス内のコミュニケーションの促進です。
生徒同士がクイズを話題にしたり、協力して解いたりすることで、自然に他者との対話や協力が生まれます。このような活動は、単なる知識の共有に止まらず、クラス全体の一体感や連帯感を強化する効果も期待できます。
クラスマッチや班活動などグループ対抗で取り組ませたり、クイズの解答を発表する場を設定することで活動をより盛り上げることもできます。解けたときの達成感や、クラス全体で共有される成功体験は、生徒の自己肯定感を高め、次なるチャレンジへの意欲にもつながることでしょう。
教室掲示する方法以外にも生徒への提示の仕方はいろいろあるでしょう。また、担任自身でオリジナルのクイズを考えてみるのも一興です。工夫なさってください。
クラスの賑わいにもうひと花添えられるような楽しいクイズ活動になりますように。
教材イメージ
クイズの問題+答え+解説 <全12題>
【4月】
<問題>4月にある先生のPCに映っていた表である。表の中に不要な数字があるが、どの数字か。
<答え>2
<解説>黒板の○月○日の日付用の数字であることが時期や配色から推測可能。2のカードは、2月22日の時に3枚使うのが最大なので4枚は要りません。また、6と9は互いに代用できるので6や9を加えてあっても正解にできます。
【5月】
<問題>ある法則に従いアルファベットが並べられている。空所に入るべき2つのアルファベットは何か。□MTWTF□
<答え>SとS
<解説>日曜日(Sunday)、月曜日(Monday)、火曜日(Tuesday)、水曜日(Wednesday)、木曜日(Thursday)、金曜日(Friday)、土曜日(Saturday)の頭文字を並べたものです。
【6月】
<問題>ある法則に従いアルファベットが並べられている。空所に入るべき2つのアルファベットは何か。□TTFFSS□
<答え>OとE
<解説>1(ONE)、2(TWO)、3(THREE)、4(FOUR)、5(FIVE)、6(SIX)、7(SEVEN)、8(EIGHT)の頭文字を並べたものです。
【7月】
<問題>時間の数だけ鐘がなる時計台がある。つまり、2時には2回、3時には3回、鐘が鳴る。時計を見ずに6時を知るために30秒耳を傾ける必要がある。さて、12時を知るには何秒が必要になるか。
<答え>55秒
<解説>「6時を知るために30秒耳を傾ける必要」ということは鐘の間隔は5秒。12回目の鐘のなった瞬間に12時だと分かるので5秒×11間隔=55秒となります。
【8月】
<問題>洞窟を探検中、分かれ道がありました。片方の道は安全で、もう片方は危険です。それぞれの道にガイドがいますが、1人は必ず嘘をつく嘘つきガイド、もう1人は必ず真実を話す正直ガイドです。見分けることはできません。この状況のもと、1つの質問で安全な道を見つける方法があります。何と質問すればいいでしょうか。
<答え>「もう1人のガイドが安全だと主張している道はどちらですか」
<解説>この質問に対して、2人のガイドは次のような答えをすると考えられます。
嘘つきガイド…正直なガイドが本来示している安全な道の逆(つまり危険な道)を答える。
正直なガイド…嘘つきガイドが嘘をついて安全だと主張している道(つまり危険な道)を答える。
双方とも同じ道を示すが、嘘つきガイドは常に嘘をつくので、「危険な道」と答えた道が逆に「安全な道」である。
【9月】
<問題>誰でも1日に2回この瞬間を見ることができる。しかし、それが同時に起きることは絶対にない。さて、どんな瞬間でしょう。
<答え>時計の針がすべて12時に並ぶ瞬間
<解説>ヒントのNとMについt、長い針のN(nagai)、短い針のM(mijikai)と考えてもよい。昼の12時のnoonの頭文字、夜の12時のmidnightの頭文字と考えてもOK。
【10月】
<問題>作った人はそれを使わない。買った人もそれを使わない。使う人がそれを買うことはできない。でも誰もがそれを使う。それって何でしょう。
<答え>棺桶
<解説>ハロウィンにピッタリのクイズです。「Amaznで2万円台から購入できます」を第2ヒントにしてもOK。
【11月】
<問題>何をしても壊れないのに、何もしないと壊れてしまうものは何でしょう。
<答え>約束
合唱コンクール、体育祭、文化祭、修学旅行などが実施されやすい時期に約束や信頼について話題に…。
【12月】
<問題>下の9つの点を4本の直線で、かつ一筆書きで、すべて通過させるにはどうすればよいか。
<答え>赤線
<解説>テレビで見かけて自分自身も「う~ん、なるほど」と思いました。点がつくる正方形の中でどうにかなるという「思い込み」が正解を遠ざけます。
【1月】
<問題>新年を迎え、また新学期の「新しいドア(new door)」が開かれました。さて、new doorを並べかえて「1つの単語」をつくるにはどうすればよいか。
<答え>one word
【2月】
<問題>いつも隅っこにいるけど、世界中を旅しているものとは何でしょう。
<答え>切手
【3月】
<問題>アメリカのある作家の言葉です。〔 〕にはどんな語が入るでしょうか。
<答え>gift
<解説>素敵な言葉です。第32代アメリカ合衆国大統領の夫人、エレノア・ルーズベルトがスピーチに引用したことで有名になった言葉。原文は、アリス・モース・アール(Alice Morse Earle)というアメリカ人作家によるものです。
卒業生への最後の学活で取り上げたことがあり、今でも卒業式シーズンによくこの言葉を思い出します。「今」を大切にすることの大切さが伝わります。
The clock is running.
Make the most of today.
Time waits for no man.
Yesterday is history.
Tomorrow is a mystery.
Today is a gift.
That’s why it is called the present.
Alice Morse Earle
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時は刻々と流れています。
今日一日を精一杯生きましょう。
時間は待ってはくれません。
昨日のことはすでに過去であり、明日のことは未知で誰にもわかりません。
でも、今日という日は素晴らしい贈り物なのです。
だから、英語で「今」を「present」と呼ぶのです。
アリス・モース・アール
<翻訳>林
<候補に挙げたが今回使わなかった問題>
◆問題◆「2024」という数字の正の約数は何個あるでしょう。
<答え>16個
<解説>2024は約数(割り切れる整数)が多く、正の約数は全部で16個あります。
(1, 2, 4, 8, 11, 22, 23, 44, 46, 88, 92, 184, 253, 506, 1012, 2024)
◆問題◆アメリカ合衆国第32代大統領の言葉である。空欄に入る言葉を考えよう。
「背負う荷を軽くしてほしいと願ってはいけない。<?????>と願いなさい。」
<答え>重い荷でも背負える強い背中にしてほしい
◆問題◆栃木・山梨・沖縄の3つの県に共通していることは何か。
<答え>県名と同じ名称の市があるのに、そこが県庁所在地ではない。
<解説>栃木県の県庁所在地は、栃木市ではなく「宇都宮市」です。同様に、山梨県は、山梨市ではなく「甲府市」、沖縄県は沖縄市ではなく「那覇市」です。
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