
ドラマ「大草原の小さな家」は、ローラ・インガルス・ワイルダーによる19世紀末アメリカの西部開拓時代を舞台にした自伝小説をベースに制作されました。誠実、愛、正義、労働と言った人類普遍のテーマが作品の根底に流れており、ふとした人々の会話の中にも、優しさや強さ、そして温かい思いがつまっています。
そんな魅力を持つドラマの場面ダイアログをワークシート化したものが本教材です。温かみのあるダイアログに触れることで、英語力だけではなく心の栄養にもなる1粒で2度おいしい教材です。ワークシートの左のQRコードは該当記事へ、右のQRコードはリスニング用音声にリンクされています。
<ダイアログの使い方>
○何も見ずに音声を聞いてどんな場面か推測させる。聞こえた単語や文から内容を捉えるトレーニングになります。
○ダイアログを音読させる。場面状況を把握して、感情をのせて読ませます。(ドラマの一場面という強みを生かす)
○会話のあとの物語の展開を話し合う。(長文のあらすじ予測の力にもつながる)
<LINE OPEN CHAT「大草原の小さな家」を語る会>
「大草原の小さな家」に関する新しい<LINE OPEN CHAT>を立ち上げています。ファンの方がいらっしゃいましたらぜひどうぞ!場面選択の参考にもしたいと思いますので、お好みのエピソードなどあればお気軽にお書込みください。
<日本語タイトル>
プラム・クリークのクリスマス
<原題>
Christmas at Plum Creek
プラムクリークに来て初めてのクリスマス。プレゼントを買うお金がないか貯金を確認しているシーンです。残念ながらローラもメアリーもあまりお金はないようです…。
<ダイアログ音声>
音声ファイルはmp3です。QRコードをクリックすると音声ファイルをダウンロードできます。
教材イメージ

ダイアログの解説
① This is our first Christmas here.
→「ここに来て初めてのクリスマスね。」
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This is ~:「これは〜です」
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our first Christmas:「私たちの最初のクリスマス」
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here:「ここで」
🔍 文法ポイント:
「This is A」は「これはAです」という基本文。
「our first Christmas」は「私たちの初めてのクリスマス」という名詞句。
「here」は場所を表す副詞(どこで、の意味)です。
② I know that.
→「そうね。」
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I:「私は」
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know:「知っている」
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that:「それを」
🔍 文法ポイント:
「I know + that」で「私は〜を知っている」という表現。
「that」は前の文(初めてのクリスマス)の内容を指しています。
③ And we have to get something special for Ma and Pa.
→「だから今年は父さんと母さんに何か特別なものをあげたいわね。」
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we have to:「私たちは〜しなければならない」
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get:「手に入れる、用意する」
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something special:「特別な何か」
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for Ma and Pa:「ママとパパのために」
🔍 文法ポイント:
「have to + 動詞の原形」で「〜しなければならない」
「get something for 人」は「人のために何かを手に入れる・買う」という意味。
④ I don’t even know what they want. Do you?
→「父さんと母さんが何を欲しいと思ってるのかわからないわ。わかる?」
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don’t know:「知らない」
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even:「〜さえも」→「全然知らない」というニュアンスを強める
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what they want:「彼らが何を欲しがっているか」
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Do you?:「あなたは?」
🔍 文法ポイント:
「I don’t know what〜」は「〜が何か分からない」
「Do you?」は相手にも同じことを尋ねる返しの疑問文(付加疑問のような役割)。
⑤ Tomorrow I’m gonna find out what Ma wants.
→「母さんが欲しいものは、明日わかるわ。」
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Tomorrow:「明日」
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I’m gonna:「私は〜するつもり」(= I am going to のくだけた言い方)
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find out:「知る、調べてわかる」
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what Ma wants:「ママが欲しいもの」
🔍 文法ポイント:
「be going to」は未来の予定や意志を表す。
「find out」は「調べて知る」という意味の句動詞。
「what she wants」は「彼女が欲しいもの」という名詞節。
⑥ What are you doing?
→「何をしてるの?」
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What:「何を」
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are you doing:「あなたはしていますか?」
🔍 文法ポイント:
現在進行形「are + doing」で「今していること」を表す。
⑦ Counting.
→「数えてるの。」
🔍 文法ポイント:
「I am counting.」の「I am」が省略された会話的な表現。
動詞ing形だけで今していることを表すのは口語でよくあります。
⑧ How much do you have?
→「いくらあるの?」
-
How much:「どのくらいの量」
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do you have?:「あなたは持っているの?」
🔍 文法ポイント:
「How much + 名詞」で「どのくらいの〜」
ここでは「お金(money)」が省略されていると考えてOK。
⑨ I’m not gonna tell.
→「言えないわ。」
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I’m not gonna:「私は〜しないつもり」(gonna = going to)
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tell:「言う、教える」
🔍 文法ポイント:
「be going to + 動詞」は未来のつもり。
否定形は「be not going to + 動詞」
「tell」はここでは「教える」という意味。
⑩ Then I won’t.
→「じゃあ私も教えない。」
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Then:「じゃあ」
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I won’t:「私は〜しないつもり」
🔍 文法ポイント:
「will not = won’t」は「〜しないつもり、する気がない」の意味。
⑪ I don’t have much.
→「あまりないの。」
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I don’t have:「私は持っていない」
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much:「たくさん(の量)」
🔍 文法ポイント:
「much」は数えられない名詞(お金など)に使う。
否定文「don’t have much」で「あまり持っていない」。
⑫ Neither do I.
→「私もよ。」
🔍 文法ポイント:
「Neither do I」は「私も〜でない」という意味。
直前の「I don’t have much(私はあまり持ってない)」に同意する形です。